今季3つ目の金星だ。ウエスト・ハムは19日のプレミアリーグ第6節で首位に立っていたマンチェスター・シティに2-1で勝利した。

　ウエスト・ハムは開幕戦でアーセナルを下し、リバプールからも勝利を挙げていた。今季6試合にして3度目のビッグクラブ撃破だが、シティ戦の勝利はスラベン・ビリッチ監督も予想できなかったようだ。試合後の会見で「驚きの結果だ」と、認めている。

「この素晴らしいクラブに関わっているすべてのこと、全員を誇りに思う。ファン、クラブのために働いている人々、チームスタッフ、フロント、そして誰よりも選手たちだ」

「彼らは華々しい活躍を見せている。この試合はエミレーツでの試合、アンフィールドでの試合とは別のものだ。リーグで最高のチームが相手だった。複数の得点を挙げて、狂ったように走り続け、その上で必要なときに運がなければいけないと分かっていた。90分、彼らを止め続けるのはそれくらい大変だ。でも、それをやってのけたんだ」

　ビッグクラブから勝ち点3を挙げている一方、ウエスト・ハムはレスター・シティ、ボーンマスに敗れている。プレミアリーグ残留を目指しつつ、別の目標を定めているとビリッチ監督は明かす。

「ビッグクラブだけが目標を持つことができる。マンチェスター・ユナイテッドであれば、リーグ優勝、最低一つのトロフィー、チャンピオンズリーグの出場権と言えるだろう。シティ、チェルシー、アーセナル、彼らもそうだ。あとは残留を目標にしているクラブもある」

「私たちのクラブは残留はもちろん、他にも目指しているものがある。私たちの目標は、良いサッカーをプレーすることだ。それにどんな意味があるか? それは分からない。でも、悪いことではないよね。私たちはレアル・マドリーではない。でも、私たちは悪いチームではないはずだよ」

　この試合の結果、ウエスト・ハムは暫定ながら2位に浮上。ジャイアント・キラーぶりを示しているチームの快進撃は、どこまで続くか。

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