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ダービー前に2連敗も冷静なシメオネ「今の状況を驚いてはいない」

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 アトレティコ・マドリーは4日、リーガエスパニョーラ第7節のホームでのレアル・マドリー戦に臨む。試合前日の会見でダービーに向けた見通しを述べたディエゴ・シメオネ監督のコメントをスペイン複数メディアが伝えている。

 リーグ戦でのダービーは過去2年で3勝1分けと相性が良くなっているアトレティコだが、好調を維持して試合を迎えることはできなかった。0-1で落とした前節ビジャレアル戦に続いて、チャンピオンズリーグ(CL)でもホームでベンフィカに敗れ、公式戦2連敗中だ。だが、ある程度は予想できたことだとシメオネ監督は主張する。

「今起こっていることにまったく驚いてはいない。最初の10節が厳しいものになることは分かっていた。アウェーでもホームでも手強い相手との対戦であり、チームのベースに新たに加えて適応させなければならない若い選手たちも大勢いる。試合によって良い時間もあったが、必要な安定感を維持することはできていない」

「この敗れた2試合で得られたポジティブな面に目を向け、ネガティブな面を修正しなければならない。ポジティブな面は必ずあるものだと私はいつも考えている。ゴールチャンスはたくさん生み出すことができていた。これは特にCLでは簡単なことではない」

 指揮官はMFコケが負傷のためダービーでの復帰に間に合わないことを明言。一方でシステムや選手起用の見通しについては、4-3-3で臨む可能性を明かしている。

「マドリー戦では4-3-3を用いることになるかもしれない。3トップで戦える特徴を持った選手たちはいる。フェレイラ(・カラスコ)か(アンヘル・)コレアのどちらかを入れることになるだろう」

 FWジャクソン・マルティネスとフェルナンド・トーレスの使い分けについては明言を避けている。

「チームが必要としているものに応じてどう感じるかに従うことになるだろう。2人とも非常に良い練習をして、良い状態だ。チームにとっては良いことだ。それぞれ特徴は異なるが、どちらがプレーしてもチームのためになってくれるだろう」

 今季からラファエル・ベニテス監督が率いるレアル・マドリーは、ここまでわずか1失点と堅守が光っている。

「マドリーはいつも同じように攻撃力を維持しているが、より守備面の仕事に取り組んで守ろうとしている。特に両サイドではそうだ。そのためカウンターからの失点が減っているのは、勝てるチームにとって重要な要素だ」

「彼は監督としてのキャリアをとおしていつもそういうやり方で仕事をしてきた。バレンシアでもリバプールでも、彼という監督の生来の特色だ。ハードワークをするバランスの取れたチーム、守備面が良く整ったチームになる」

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