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アンチェロッティ、リバプール指揮官就任を否定 「次のシーズンには準備ができている」

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 カルロ・アンチェロッティ氏が、リバプール監督就任を事実上否定した。ミラン復帰を断ったイタリア人指揮官は、現場復帰を次のシーズン以降と考えている。

 ブレンダン・ロジャース前監督を解任したリバプールは、ユルゲン・クロップ氏を新監督に迎える可能性が高まっている。アンチェロッティ氏もそのターゲットの一人と目されていたが、「もちろん監督業に戻る。今は休養中だが、次のシーズンには準備ができているだろう」と語り、シーズン途中の監督就任はないとアピールした。イギリス『ガーディアン』などが伝えている。

 アンチェロッティ氏は昨シーズン、レアル・マドリーで主要タイトルを獲れず、監督を解任された。その後、新監督を探すミランが興味を持っていたものの、復帰は実現していない。イタリアメディアでは次のように話している。

「マドリッドに残らないことが分かったとき、(ミランCEOのアドリアーノ・)ガッリアーニがやってきた。ただ、すぐにノーサンキューと返答したよ。レアル・マドリーで2年過ごして、エネルギー切れだったんだ」

 ミランはDFアレッシオ・ロマニョーリとMFアンドレア・ベルトラッチの獲得に約4500万ユーロを投じた。これについてはどう考えているのだろうか。

「ロマニョーリはミランだけでなく、どのチームも欲しがる選手だ。だから値段がつり上がったのだろう。ベルトラッチのことは、正直に言うとよく知らないんだ」

 ミランファンのガッリアーニCEOに対する風当たりは、ますます強くなっている。

「人々の記憶は短いものだ。ガッリアーニへの抗議は、マドンナに抗議しているようなものだね。私からしたら、イタリアで最も優れたディレクターは彼だよ」

 ユベントスは大きく出遅れた。

「ピルロ、テベス、ビダルといった主力3人を失い、新戦力はチームになじまなければいけない。ピルロのような選手のかわりを見つけるのは非常に難しいね。ただ、年齢のこともあり、ユーベはほかの選択肢を探さなければいけなかった。アッレグリはエルナネスかマルキージオで考えていると思う。アンドレアは満足しているね。ニューヨークで良い感じみたいだ」

 将来的には代表チームの監督を務めたいと過去に話していたアンチェロッティ氏だが、次はクラブを率いるつもりだ。

「次はクラブチームの監督をする。間違いないよ。代表ではない。まだそのときではないね」

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