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メクセスが今季ファーストタッチでゴール!ミラン快勝3連勝、本田は4戦連続終盤途中出場

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[11.1 セリエA第11節 ラツィオ1-3ミラン]

 セリエAは1日、第11節を行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランは敵地でラツィオと対戦し、3-1で勝利した。ミランは3連勝。6試合連続のベンチスタートとなった本田は、後半36分から4試合連続の途中出場を果たした。

 一時は成績不振により、シニシャ・ミハイロビッチ監督の解任が噂されたミランだが、進退を問うとされた第9節、10節のホーム2連戦を2連勝。責任論は一気に吹き飛んだ。今節は10月17日以来の敵地戦。相性の悪い敵地戦でも結果を残せるかに期待が集まった。

 ただミランは完全に立ち直っていた。序盤から主導権を握ってゲームを進めると、前半25分、サイドチェンジのボールを右サイドで受けたFWアレッシオ・チェルチが左足でゴールを狙う。GKに弾かれたが、こぼれ球にMFアンドレア・ベルトラッチが詰めて、先制点を奪った。

 しかしミランはこの日、連続してアクシデントに遭ってしまう。前半35分に先制点を奪ったベルトラッチがもも裏を痛めて負傷交代。MFアンドレア・ポーリとの交代を余儀なくされると、後半7分にはセットプレーの守備の混戦でDFアレックスが負傷。後頭部を地面に強く叩きつけたため、担架に運ばれてそのままピッチを後にした。

 だがそんなアクシデントも跳ね除ける勢いが今のミランにはあった。後半8分、FWジャコモ・ボナベントゥーラがFKを蹴り入れると、アレックスと交代で入ったばかりのDFフィリップ・メクセスが頭で合わせて加点。メクセスはもちろんファーストタッチ。さらに今季初出場のため、今シーズンのファーストタッチで得点を決めた。

 守っても16歳GKジャンルイジ・ドンナルンマを中心とした守備陣が安定感を見せる。後半29分にはFWリカルド・キシュナにゴールを許したかと思えたが、しっかりオフサイドトラップをかけており、ゴールが認められることはなかった。

 後半34分にはカウンターからFWカルロス・バッカがGKをかわしてゴールネットを揺らし、勝利を決定づける得点を奪ったミラン。同36分からは3枚目のカードとして本田が登場。チェルチに代わって右FWに入ってプレーさせる。同42分には右サイドで強引な突破を図るなど、アピールを続けた。

 ミランはMFリッカルド・モントリーボが治療中に一時的に10人だった後半39分にキシュナのゴールネットを揺らされたが、その後の反撃を退ける。後半アディショナルタイム3分には、本田がゴール正面で倒されてFKを獲得。本田が直接狙うが、シュートは枠上に外れた。このまま3-1で勝利したミラン。内容面でも今季一番と思わせる快勝で、3連勝を飾った。 


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