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ミランはまだ沈まない…逆転勝利で5戦ぶり白星、イグアイン2か月ぶり弾にチーム全体が歓喜

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ミランは5試合ぶりの勝利

[12.29 セリエA第19節 ミラン2-1SPAL]

 セリエAは29日に第19節を行い、ミランはホームでSPALと対戦し、2ー1で勝利。リーグ戦5試合ぶりの白星で順位を6位から5位に上げ、2018年の日程を終えた。

 リーグ戦4試合未勝利(1敗3分)の6位ミランは、さらにその4試合で無得点も継続中。ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督の解任報道も飛び交う中、2018年最後のゲームに挑む。

 4-3-3の布陣を敷き、ゴールはGKジャンルイジ・ドンナルンマが守る。最終ラインにはDFイグナツィオ・アバーテ、DFクリスティアン・サパタ、DFアレッシオ・ロマニョーリ、DFリカルド・ロドリゲスが配置され、中盤にはMFティエムエ・バカヨコ、MFフランク・ケシエ、MFハカン・チャルハノールを起用。最前線にはMFスソ、FWサムエル・カスティジェホ、FWゴンサロ・イグアインが入った。

 前半13分、ミランは出鼻をくじかれる。SPALのアンドレ・ぺターニャが前線でボールを収め、左足シュートを放つと、ロマニョーリに当たってボールがディフレクション。インサイドの回転がかかり、ボールはドンナルンマを避けながらゴール左に吸い込まれた。

 不運な失点を喫したミランだが、前半16分に同点に追いつく。相手のクリアを狙ったカスティジェホがPA左でボールを奪取。豪快に左足を振り抜き、ゴール右に突き刺した。起死回生の同点弾は、ミランにとってリーグ戦5試合ぶりの得点になった。

 前半を1-1で折り返したミランは後半17分、肩を痛めたアバーテに代えてDFダビデ・カラブリアを、カスティジェホに代えてFWパトリック・クトローネを投入。すると、同19分にミランが試合をひっくり返す。

 中盤のスソが右サイドにスルーパスを送り、カラブリアがダイレクトで右足クロス。ファーサイドのチャルハノールが落とし、ボールはイグアインの下へ。イグアインはフェイントで相手DFをかわすと、渾身の右足シュートを振り抜き、ゴールネットに突き刺さった。

 イグアインは10月28日の第10節以来となるゴール。チームメートたちはイグアインを囲み、歓喜の輪をつくる。指揮官ガットゥーゾもイグアインを力強く抱きしめ、喜びを共有した。

 試合終了間際にスソが2回目の警告で退場に。さらに絶体絶命のピンチをドンナルンマがスーパーセーブで防ぎ切り、試合はそのまま終了した。

 ミランが2-1で逆転勝利。リーグ戦5試合ぶりの得点、そして5試合ぶりの勝利を収めて、順位は5位に浮上した。沈みかけたチームは勝利という名の希望を手にし、2019年の後半戦へと進んでいく。

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