[5.12 セリエA第36節 ローマ2-0ユベントス]

　セリエAは12日に第36節を行った。ローマはホームでユベントスと対戦し、2-0で勝利。2試合を残し、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場圏内である4位進出の可能性を残した。

　ローマは今節開始時点で6位に位置しており、4位インテルとは勝ち点4差となっていた。欧州CL出場のために残り3試合全勝を目指す中、来季のユニフォームを纏った8連覇王者・ユベントスと対戦した。

　序盤はユベントスがペースを握る。MFフアン・クアドラードやFWパウロ・ディバラがチャンスをつくるが、ローマGKアントニオ・ミランテの好セーブによってことごとく阻まれた。

　前半を0-0で折り返し、後半に入ってもなかなか均衡は崩れない。するとローマが後半34分に待望の先制点を挙げる。中盤のMFジェンギズ・ウンデルがボールを奪うと、MFアレッサンドロ・フロレンツィとFWエディン・ジェコのワンツーパスでユベントス守備陣を突破。再びボールを収めたフロレンツィがGKボイチェフ・シュチェスニをかわすループシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。

　さらにローマは後半アディショナルタイムに追加点。ユベントスの攻撃を防ぎ切り、ボールを拾ったウンデルが高速カウンターでPA左手前まで突破していく。PA中央でふりーになったジェコがパスを受け、豪快にゴールを決め切った。

　ローマが王者を破り、2-0で勝利。7試合無敗(4勝3分)と好調を維持し、暫定勝ち点62となった。順位は6位のまま、5位にはミラン(勝ち点62)、4位には1試合未消化のインテル(勝ち点63)が位置しており、2試合を残して欧州CL出場権争いが過熱している。

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