元イタリア代表のMFアンドレア・ピルロ氏が、イタリア『スカイスポーツ』の番組内で、ローマを退団したMFダニエレ・デ・ロッシにラブコールを送った。

　今シーズン限りでローマを退団することを発表しているデ・ロッシは、26日にセリエA最終節パルマ戦(2-1でローマが勝利)に出場。試合終了後に退団セレモニーを行い、スタディオ・オリンピコに最後の別れを告げた。

　デ・ロッシは現役続行に意欲を示しているが、現段階で今後の去就は定まっておらず、2006年にイタリア代表メンバーとして共にワールドカップを制したピルロ氏が、冗談交じりにラブコールを送った。「彼なら自身と家族のために最良の決断を下すだろう。私の下でアシスタントをしてくれたら良いね…」と述べ、自身の仕事場にデ・ロッシが加わることを望んだ。

　ピルロ氏は現在、イタリアメディアで解説員を務めているが、古巣ユベントスのU-23次期監督候補にも挙げられている。ただ仮にピルロ氏のユーベ復帰が実現した場合、ローマの下部組織出身で18年間にわたってローマ一筋を貫いてきたデ・ロッシが、ライバルチームでピルロ氏に合流することは考え難い。

　一方、『メディアセット』では、ボローニャ指揮官のシニシャ・ミハイロビッチ監督も、ローマMFにオファーしていたことを告白。「3年前にも提案したが、現役続行を希望していた。もし監督をやりたいのであれば、ぜひ私の下へ受け入れたい。彼は選手である以前に偉大な人物だよ」と述べた。親日家でもあるデ・ロッシの今後の動向は注目されるところだ。

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