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無観客のアンダルシア・ダービーはセビージャに軍配!! スペイン1部が3か月ぶり再開

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試合は無観客で行われた

[6.11 リーガ・エスパニョーラ第28節 セビージャ2-0ベティス]

 リーガ・エスパニョーラは11日、第28節1日目を行い、3か月ぶりの再開を迎えた。初戦はセビージャベティスのアンダルシア・ダービー。国内屈指の盛り上がりを見せるビッグマッチの熱気は無観客試合のためお預けとなったが、ホームのセビージャが2-0で制し、3位をキープした。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、3月10日のエイバル対ソシエダ戦を最後に中断していたリーガ・エスパニョーラ。欧州主要国の1部リーグでは、5月中旬に先陣を切っていたドイツ・ブンデスリーガに続いて待望の再開を迎えた。

 選手たちは試合前、新型コロナウイルスによる犠牲者に黙祷を実施。試合は無観客で行われた中、セビージャの本拠地サンチェス・ピスファンのスタンドには大型画面が設置され、チームカラーのカムフラージュ模様で彩られた。また会場内には録音されていたものとみられるサポーターの声援も響いた。

 ベティスは5月中旬の一斉検査で感染が判明していたGKジョエル・ロブレスも元気に先発。同じく陽性が確認されていたMFアルフォンソ・ペドラサも12人に増枠された控えメンバーに入った。

 試合は序盤からホームのセビージャが主導権を握った。中盤アンカーのMFフェルナンド・レジェスが自由にボールを持つと、FWムニル・エル・ハダディ、FWルーク・デ・ヨング、FWルーカス・オカンポスが次々と敵陣に侵攻。前半は先制のチャンスを逃したが、優位に試合を運んだ。

 リーガ・エスパニョーラでも2020年の特別ルールである交代枠5人制を採用。試合中の交代回数は3回に制限されている中、交代回数に算入されないハーフタイムにさっそくベティスが動き、センターバックのDFシジネイに代わってDFズハイル・フェダルを投入した。

 後半9分、セビージャが試合を動かした。ゴール前の空中線でDFマルク・バルトラがデ・ヨングを上から押し倒すような形となり、主審はペナルティキックを宣告。これをオカンポスが落ち着いて右隅に決め、ホームで先制に成功した。

 さらにセビージャは後半17分、右からのショートコーナーをMFジョアン・ジョルダンが軽く中央に入れると、ニアサイドでオカンポスがヒールキック気味のフリック。最後はフェルナンド・レジェスが頭で押し込み、2点のリードを奪った。

 その後は互いに攻撃陣を次々に交代させ、セビージャはFWユスフ・エン・ネシリやMFエベル・バネガ、ベティスは39歳のMFホアキン・サンチェスや20歳のFWディエゴ・ライネスを投入。するとベティスが大きく持ち直し、敵陣でプレーする時間帯が長くなった。しかし、試合は動かずそのままタイムアップ。ホームのセビージャがダービーを制した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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