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ファティ先制弾、メッシは連発! バルセロナが再開2連勝で首位キープ

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2点目はFWリオネル・メッシ

[6.16 リーガ・エスパニョーラ第29節 バルセロナ2-0レガネス]

 リーガ・エスパニョーラは16日、第29節を行い、首位のバルセロナレガネスを2-0で破った。5-3-1-1で巧みにスペースを埋める相手の守備に苦戦した時間帯もあったが、FWアンス・ファティとFWリオネル・メッシが見事にこじ開けた。

 新型コロナウイルスによる中断期間から明け、再開初戦の前節ではマジョルカを4-0で破ったバルセロナ。2位で追っているレアル・マドリーも勝利したため、優勝争いのためには負けられない戦いが続く中、降格圏のチームを相手に迎えた中2日の連戦に向け、先発5人を入れ替えて臨んだ。

 序盤はレガネスが決定機を連発。まずは前半11分、自陣からのロングボールに飛び出したFWエラーソがオフサイドトラップをかいくぐって左サイドを駆け上がり、GKと1対1の状況をつくり出した。ここでシュートは打てなかったが、横パスをMFロケ・メサが頭でつなぎ、FWミゲル・アンヘル・ゲレーロが決定的なシュート。ところがボールはゴール方向に向かうも、DFクレマン・ラングレがゴールライン付近でなんとかクリアした。

 レガネスはさらに13分、左サイドに開いたMFレシオが中央に低いクロスを供給すると、攻撃参加していたDFウナイ・ブスティンザがニアでフリックし、ボールはファーのゲレーロに流れた。だが、ここでもダイレクトシュートが不発。わずかに右へと外れ、絶好のチャンスを立て続けに逃してしまった。

 もっとも守備ではスペースを消した布陣でバルセロナの攻撃を完全に寸断し、無失点の時間を続けていたレガネス。しかし、前半42分に均衡が破られた。左サイドで縦パスを受けたメッシがDFジュニオール・フィルポに渡すと、相手との競り合いで浮いたボールをファティにパス。これを受けた17歳は強烈なハーフボレーでゴールネットに突き刺し、バルセロナが先制に成功した。

 後半も停滞した時間帯が続いたバルセロナだったが、19分、今度は右サイドでボールを持ったメッシの縦パスに途中出場のDFネウソン・セメドが抜け出し、マイナス方向へのクロスを配給。これにいち早く反応したFWアントワーヌ・グリーズマンがゴールネットを揺らした。ところがセメドにオフサイドがあったとして、VARの介入でゴールは取り消された。

 それでもバルセロナは後半22分、中盤でボールを受けたメッシが相手にユニフォームを掴まれながらもペナルティエリア内に突進し、途中出場のFWルイス・スアレスとのワンツーで抜け出そうと試みると、相手DFに進路を妨害されてPKを獲得。このキックをメッシが自らゴールマウスに沈め、リードを2点に広げた。

 余裕が出てきたバルセロナは後半28分、MFアルトゥールに代えてバルセロナBでMF安部裕葵とともにプレーしているMFリキ・プッチ、接触でスネを負傷したDFジェラール・ピケに代えてDFサミュエル・ウムティティを投入。ここからはほぼ一方的な展開となり、リキ・プッチがゲームをつくる場面も見られた。

 終盤にはレガネスのハビエル・アギーレ監督が一発レッドカードで退場。元日本代表の指揮官は次節、マジョルカとの重要な直接対決を控えているが、ベンチ入りできないことになった。試合はそのまま終了。バルセロナが首位を守り、17日に試合を控えるレアル・マドリーに重圧をかけた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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