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「リーダーシップの欠如」「選手を守って」クロップ&ペップ、プレミアリーグ交代枠に不満爆発

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両指揮官が交代枠に不満爆発

 プレミアリーグのビッグクラブを指揮する監督たちは、今季から交代枠が再び「3」となったことに不満を感じているようだ。

 新型コロナウイルスによる中断明け以降、国際サッカー連盟(FIFA)は過密日程を考慮し、交代枠を「5」まで増加させることを承認。昨季はプレミアリーグをはじめ、欧州ほぼすべてのコンペティションがこれを採用していた。

 FIFAは2021年8月まで変更を維持することを承認しており、ラ・リーガやセリエAは今季も交代枠「5」を継続的に採用。しかし、プレミアリーグでは「5枚の交代ルールではビッグクラブが有利になる」と主張するクラブが多く、今季開幕前に従来通りの「3」に戻すことを決定していた。

 依然として過密日程が続く中、リバプールではDFフィルヒル・ファン・ダイクが膝十字靭帯損傷で今季絶望の可能性があるほか、チアゴ・アルカンタラ、ファビーニョ、ナビ・ケイタ、ジョエル・マティプ、アレックス・オックスレイド・チェンバレンなど、ケガ人が続出している。ユルゲン・クロップ監督は、リーグの決定に不満を述べた。

「戻すべきだと思うが、システム上それは不可能だと思う。チェルシーやマンチェスターの2チーム、リバプール、トッテナム、アーセナル、レスターでケガ人が出たとしても、十分な票が集まらない。それがシステムだ」

「私の考えでは、テーブル上に議題を置いて『それで、何がしたいんだ?』と言うのはリーダーシップの欠如だ。(プレミアリーグの最高責任者)リチャード・マスターズがより多くの情報を提供し、何が起こり得るのか示すべきだった。我々は決して優位性を求めていない」

「トップ7のクラブは、どこも有利になることを求めてなんていない。スケジュールが信じられないほど難しいものと知っていただけだ。もう一度考えるべきだと思うよ」

 そしてマンチェスター・シティジョゼップ・グアルディオラ監督も、クロップ監督に賛同している。

「特定のチームが有利になることとは何の関係もない。我々がここにいる理由、つまり選手たちのためだ。アドバンテージのことは忘れて欲しい。すべて選手を守るためだ。3日ごとに試合をすれば、選手たちは苦しみ始める。他のリーグではそうしているのに、なぜここでは選手を守れない?」

「統計が物語っている。選手たちは前の試合から回復していないし、前のシーズンからそうだ。これでは意味がない。誰が決定に投票したんだ? 彼らは何者なんだ? 選手を守らなければならない。ルールはFIFAもUEFAも認めている」

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