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ザックが振り返る日本での4年間「まるで夢を見ていたかのよう。日本が恋しい」

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アルベルト・ザッケローニ氏が日本での思い出を語った

 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が5日、イタリアのラジオ放送『Radiosei』のインタビューに応じ、日本での思い出などを語った。

 ザッケローニ氏は、ミランやインテル、ユベントスなどセリエAのビッグクラブの指揮官を歴任したのち、2010年に日本代表監督に就任。4年間にわたって日本で指揮を執り、代表チームを2014年ブラジル・ワールドカップへと導いた。そんなザッケローニ氏が日本での経験を振り返った。

「まるで夢を見ていたかのように感じる。本当に夢のようだった。監督を辞めてからも少なくとも1年に1回は訪問していた。日本の方々とは頻繁に連絡を取り合っていて、非常に絆を感じている。しかしそれが日本の文化だったんだ。今は新型コロナウイルスの影響により行くことができないし、恋しく思っている」

 続いてザッケローニ氏は「日本では最高の経験を得ることができたが、つらい思い出もある」と語り、2011年東日本大震災を回想。東京からの国際線が欠航となったためにイタリアへ直行便で帰国できず、遠回りをして自宅にたどり着いたことを明かした。「私は国内線で東京から大阪へ移動し、大阪からドバイ乗り継ぎでローマへ行き、そこから電車で自宅に戻ったんだ。劇的なものだったよ」と述べた。

 続いて番組の司会者が、日本では路上でタバコの吸い殻をほとんど見かけることがないことを話題に挙げると、ザッケローニ氏が説明。「日本人は礼儀正しく、他者への配慮がある。生まれたばかりの赤ちゃんの頃から、他人に迷惑をかけてはならないことを学ぶんだ」と日本文化を語った。

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