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クーマン、メッシの契約内容流出に憤る…「彼がバルサを破産させるわけではない。クラブをさらに大きくした」

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 1月31日のラ・リーガ第21節、バルセロナは本拠地カンプ・ノウでのアスレティック・ビルバオ戦に2-1で勝利した。ロナルド・クーマン監督は試合後、2位に浮上したことへの喜びを表している。

 前半、FWリオネル・メッシの直接フリーキックによって先制したバルセロナは、後半にアスレティックに1点を返されたものの、FWアントワーヌ・グリーズマンが勝ち越し弾を決めて勝利。これでラ・リーガでは5連勝となり、前日にレバンテに敗れたレアル・マドリーと勝ち点40で並び、得失点差で抜き去り2位に浮上した(最終的な順位は当該対決の成績で決定)。

 スペイン『モビスタール・プルス』とのフラッシュインタビューに応じたクーマン監督は、次のような感想を述べている。

「私たちは前半を素晴らしいものとしたし、1-0のリードは少なかったね。運悪い失点の後には苦しみに耐えて、もう一度ゴールを決めることができた。守備も良かったし、私たちは正当な勝者だった思う」

「2位になるのは重要だ。首位アトレティコとは勝ち点10差と大きな開きがあるが、勝って2位になれたことは大切だよ」

 そして話題はやはり、メッシの契約内容の流出にも及んだ。クーマン監督は、契約内容をリークしたスペイン『エル・ムンド』の報道について「悪意がある」との見解を示している。

「レオはずっと世界最高の選手として君臨しており、このクラブに多くの貢献をしてきた。今日も素晴らしいフリーキックを決めたね。彼には敬意を持たなくてはならない。(報道からは)彼に対する悪意、ダメージを与えようとする意図を感じるよ。私たちは、自分たちの仕事を行っていくために団結しなくてはならない。報道されていることからは距離を置くべきだが、しかし、本当に難しいことだ。私たちはレオなしでは、多くのことを望むことができない」

「メッシがバルセロナを退団するかは分からない。クラブ側で、どうやってメディアに情報が流れたのかを把握する試みがあるべきだし、その一方でチームは自分たちの仕事に集中する必要がある。なぜ、こういった情報が流出するのか、私には理解ができない。しかし、レオにダメージを加えようという動きがときに起こるんだ」

 『エル・ムンド』はメッシの契約内容を「メッシの贅沢な契約がバルセロナを破産させる」との見出しで報じた。

「バルサの破産をメッシと関係づける意味が分からない。彼は何年もここでプレーして、選手としてのクオリティーを示してきた。このクラブをさらに大きな存在にしたじゃないか」

「(漏洩を)もしクラブ内の誰かが行ったとすれば、本当にひどいことだ。クラブの一員であるならば、クラブ、コーチングスタッフ、選手たちを助けなければならない。もしクラブ内に漏洩させた人物がいたならば、その者がこのクラブで生きる未来などない」

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