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C・ロナウドが完璧先制弾…ユーベが暫定3位浮上、ローマ指揮官「誰もミスしていない。あれはただ、ロナウドだった」

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FWクリスティアーノ・ロナウドの左足シュートが先制点に

 セリエAは6日に第21節を行い、ユベントスローマに2-0で勝利。FWクリスティアーノ・ロナウドは前半13分に先制点を挙げると、後半24分にはゴールに迫り、相手のオウンゴールを誘発した。

 アンドレア・ピルロ監督の新体制でスタートした今季は、試行錯誤の連続で順位がなかなか上がらず。しかしそのテストは着実に実を結び始め、ユベントスはローマとの上位対決を制して、今節の勝利で暫定3位に浮上した。クラブ公式サイトによると、ピルロ監督も「今日のような試合に向けて準備してきた。ローマが非常にいいサッカーをすることは分かっていたし、しっかりと守ってカウンターを仕掛けることができた」と手応えを語る。

 勝利の立役者となったのはやはりこの男、C・ロナウドだ。前半13分、左サイドのDFアレックス・サンドロからPA内のFWアルバロ・モラタへとパスが渡り、最後はPA手前に戻される。そこに控えたC・ロナウドの前にはマークが3人。しかし相手3選手が近づく間を与えることなく、右足でボールを止めると即座に左足シュート。誰も触れることのできないコースを瞬時に突き、ゴール右隅に先制点を決めた。

 ユベントスは後半24分、DFフアン・クアドラードがPA右にパスを出し、FWデヤン・クルゼフスキが相手GKを引き付けながら中央に折り返す。C・ロナウドが圧倒的存在感で待ち構えると、防ごうとしたDFロジェル・イバニェスのオウンゴールを誘発。試合はユベントスが2-0で勝利した。

 ローマのパウロ・フォンセカ監督は『スカイスポーツ・イタリア』のインタビューに答え、「試合はほとんどうまくいっていたんだ」と振り返る。ユベントスのシュート数3本と比べ、ローマは14本。さらにCKのチャンスも9本あり、パス数もユベントスより上回った。「スタッツを見ると、シュート数、コーナー数、ポゼッション率もパス数も上回っていた。だが、ユベントスがゴールを決めた」と肩を落とした。

 特に相手指揮官はC・ロナウドの脅威を語る。36歳のポルトガル代表FWは今節の得点でリーグ戦16ゴール。得点ランクトップを保持している。

「どこからともなく現れ、あんなゴールを決めることができる。あれがロナウドが世界最高と呼ばれる理由だ。我々はミスをしていない。あれはただ、ロナウドだったんだ」

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