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フィオレンティーナが吉田麻也に関心か…地元紙「信頼できる日本人CBを気に入っている」

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サンプドリアに所属する日本代表DF吉田麻也

 来シーズンからジェンナーロ・ガットゥーゾが指揮を執るフィオレンティーナが、サンプドリアに所属する日本代表DF吉田麻也に関心を寄せている。フィレンツェの地元紙『ラ・ナツィオーネ』が1日、報じた。

 吉田は昨年1月、サウサンプトンからサンプドリアに移籍すると、安定したパフォーマンスで元レスター指揮官クラウディオ・ラニエリの信頼を勝ち取った。今シーズンはリーグ戦32試合に出場。今年1月のパルマ戦では、セリエA初ゴールも記録した。しかしラニエリが今シーズン限りでの指揮官退任の意思を表明。ジェノヴァ方言を話すなどしてサンプドリアファンの心をつかんだ吉田だったが、今後の去就は不透明となっている。

 そんな中、吉田のフィレンツェ行きの可能性が報じられている。地元紙は「ヨシダがセンターバックの代替案に」との見出しをつけ、フィオレンティーナが「サンプドリアの日本人選手を気に入っている」ことを伝えた。今シーズンは一時期、降格圏付近をさまようなど残留争いを強いられたフィオレンティーナ。来シーズンへ向けて、守備の補強が「最もデリケートなテーマ」として扱われている。ガットゥーゾの到来により、4バックへの移行が予想されており、チームバランスや戦略が変更される上、主力のDFニコラ・ミレンコヴィッチおよびDFヘルマン・ペッセッラの移籍の可能性が取りざたされている。

 その後釜として白羽の矢が立てられたのが吉田。「信頼できるベテランの日本人CBで、今シーズンは素晴らしい安定性を示した」ことで、フィオレンティーナが「気に入っている」とみられる。吉田はサンプドリアとの契約を来年6月末まで残しており、ジェノヴァのクラブが日本代表DFの放出に踏み切るかどうかは、次期監督の意向次第となる。

 フィオレンティーナは1926年に創設。過去には元アルゼンチン代表FWガブリエル・バティストゥータや元イタリア代表FWロベルト・バッジョらが在籍し、スクデットを2回獲得している。2004-05シーズンには、元日本代表の中田英寿氏が所属したことでも知られる。フィオレンティーナにおいて、16年ぶりの日本人選手が誕生するのか、今後の動向は注目されるところだ。

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