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EURO決勝の失意を振り返るサンチョ「皆に謝りたい。キャリアで最悪の気分」

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イングランド代表FWジェイドン・サンチョがPK失敗と人種差別について語った。

サンチョはEURO(ユーロ)2020決勝イタリア戦で途中出場。PK戦ではキッカーを任されたものの、マーカス・ラッシュフォードやブカヨ・サカとともに失敗し、イタリアに優勝を許した。

サンチョは自身のSNSで同僚に謝罪しつつ、イングランド代表で巻き返しを図ることを誓った。

「日曜の決勝戦を振り返るのに2、3日かかったが、まだ様々な感情が入り混じっている。チームメイト、コーチングスタッフ、そして何よりも失望させてしまったファンの皆さんに謝りたい。キャリアの中で、このような最悪の気分になったことはない。本当の気持ちを言葉にするのは難しい。今回の大会では多くのポジティブな要素があったが、この敗北はずっと心に残るだろう」

「どんな試合でも、試合に出る前に最初に考えるのは『どうすればチームを助けられるか?どうやってアシストしようか?どうやってゴールを決めようか?チャンスを作るにはどうすればいいのか?』ということだ。そして、あのPKでやりたかったことは、まさにチームを助けることだった」

「このような瞬間は、子供の頃に夢見ていたものであり、僕がサッカーをする理由でもある。このようなプレッシャーのかかる状況に身を置きたいものだ。僕はクラブレベルでPKを決めたことがあるし、クラブでも国でも数え切れないほど練習してきたから、自分のコーナーを選んだんだけど、今回はそうはならなかった」

「この大会で優勝したかったのは山々だが、この経験から学び、前進していく。肯定的なメッセージや、否定的な意見をはるかに上回る愛とサポートに、心から感謝したい」

さらに、サンチョは「皆、同じ野心と目標を持っていた。トロフィーを持ち帰りたかったんだ。今回のキャンプは、これまでのキャリアの中で最も楽しいものだった。チームの一体感は他に類を見ないもので、ピッチの内外で本当の家族のようだった」とコメントしている。

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