beacon

サッキ氏がドンナルンマを非難「ミランへ感謝が足りない。必ずしもお金で幸せになれない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

パリSGに加入したイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ

 名将アリゴ・サッキ氏が、18日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、パリSGに加入したイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマに皮肉を述べた。

 EURO2020決勝において、イングランドのPKを2本ストップするなどして決定力を見せ、イタリアを1968年大会以来53年ぶりとなる2度目の優勝へと導いたドンナルンマ。大会最優秀選手にも選出された22歳の逸材であるが、イタリア人指揮官のサッキ氏は、元ミランGKの去就を巡り批判的な見解を示している。

 ドンナルンマはミランの下部組織出身。シニシャ・ミハイロビッチ指揮下の2015年10月のサッスオーロ戦において、16歳8か月の若さでセリエAデビューを飾り、6シーズンにわたって守護神を務めてきた。しかし先月末が期限の契約の延長に応じず、EURO開催中にミランを退団。市場価値は6500万ユーロ(約84億円)にも上る世界最高峰のGKはその後、フリーでパリSGに加入した。サッキ氏はそんなイタリア代表GKの決断を非難する。

「ミランがドンナルンマを失ったことは残念だが、特に彼自身にとって残念なことだと思う。クラブのおかげで成長し、偉大な選手になることができた。だからこそ、もっと感謝の意を示すべきだった。お金を追い求める者が必ずしも幸せをつかみ取れるわけではない」

●フランス・リーグアン2020-21特集
●セリエA2020-21特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP