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メッシは再契約するつもりだった「彼自身も大きなショックを受けている」

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バルセロナ退団が決定したFWリオネル・メッシ

 バルセロナは5日にFWリオネル・メッシとの契約を延長しないことを発表。メッシ自身は再契約の意思を見せていたが、クラブ側の事情により、それは実現しなかった。スペイン『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。

 2001年に13歳で加入して以降、伝説を作り続けたメッシ。昨夏には退団報道もあったがそれでもクラブへの愛は失うことなく、6月末で契約が切れても再契約の意思はあったという。しかし5日、クラブは「クラブとプレーヤーが合意に達し、新たな契約にサインする明確な意図があるにもかかわらず、財政的かつ構造的な障壁により新契約が発生しないことになった」と発表。スペインリーグのレギュレーションにより、双方は別れることとなった。

 同メディアによると、メッシは現在相当なショックを受けている模様。本人は再契約の意思があり、6日にもその流れになるはずだった。しかし、5日にクラブ側から電話があり、スペインリーグのレギュレーションにより、それが不可能となったことを知らされたという。

 バルセロナはメッシ退団を発表した後、別のリリースを発表。ラ・リーガと国際投資ファンドCVCキャピタル・パートナーズとの契約合意を批判している。ラ・リーガは4日にCVCからの27億ユーロ(約3500億円)の資金調達を発表。CVCはラ・リーガの商業活動の改善によって見込まれた将来的な利益の一部を確保することで、投資を行った。

 バルセロナも分配金として2億7000万ユーロ(約350億円)を獲得できることになるが、この発表をバルセロナは批判。「発表された内容は、クラブ(放映権所有者)と十分に話し合いが行われていない。金額は期間の年数と一致しておらず、今後50年間のすべてのクラブの放映権の一部に影響を及ぼします」と公式に伝え、今回の発表に反対を表明した。

「FCバルセロナは、サッカーの世界を常に取り巻く不確実性を考えると、半世紀の合意に署名することは不適切であると感じています。リーガが説明している契約条件は、放映権に関するFCバルセロナの将来を危うくする可能性がある」

「FCバルセロナは、今回のリーガの発表に驚きを表明する。バルセロナを含む各チームの意見が考慮されていない。ポストパンデミックという不透明な状況で、賛否を評価するために、競合他社の提供した選択肢の提示すらなかった」

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