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シャビ、超絶ゴラッソを決めたガビを称賛「感動させてくれる。17歳の彼には限界というものがない」

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 18日のラ・リーガ第18節、バルセロナは本拠地カンプ・ノウでのエルチェ戦に3-2で勝利した。シャビ・エルナンデス監督は試合後、2-0から同点に追いつかれたことについて、「仕事と責任が足りていない」との見解を示している。

 FWフェラン・ジュグラ、さらにはMFガビのトップチームの公式戦初得点で2点を先取して試合を折り返したバルセロナだったが、後半になるとわずか2分間でスコアをタイに戻されてしまう。それでも88分にMFニコのゴールが決まって、何とか公式戦4試合ぶりの勝利を飾った。

 シャビ監督は試合後、2失点を喫したことについて、次のような感想を述べている。

「いくつか素晴らしいプレーがあったが、しかし私たちには仕事と責任が足りていない。エルチェを走らせてはいけなかったし、トランジションも許してはならなかった。私たちはそう話していたんだ。チームは技術的なファウルの実行を怠ってしまったんだよ」

「しかし、チームはファンタスティックな勝ち点3を獲得した。私たちはプレーモデルとポジショナルプレーを取り戻さなくてはいけない。今日の試合が一つの転換点となることを願っている。私たちは自らの手で、この試合を難しくしてしまったんだ。決定機を迎えていたのにそれを生かし切れなかったことでね。相手は私たちのミスで生き延びたわけだが、本来あってはならないことだ。私たちは勝っているとき、仕事と責任をまっとうしなければならない。いずれにしても、この勝ち点3には満足しているよ。それがすべてなわけだからね」

 シャビ監督はこの試合で純粋なストライカーではなく、ジュグラを1トップの据えていた。

「戦術レベルの話では、私たちはスペースを突くことを狙っていた。相手は1-4-4-2でプレーしていたが、中央で優位性を生み出したかったんだよ。フェランは9番というよりウィングだが、しかしスペースを突いてDFをひきつけてくれる。後半にはガビにその役目を担わせたが、だが彼はもっと中盤寄りの選手だ。いずれにしてもガビには脱帽だよ」

 ガビはドリブルでの独走から超絶ゴラッソを決めただけでなく、3点目もアシストするなど試合全体を通して輝きを見せている。

「彼のパフォーマンスはスペクタクルだった。ガビの野心とパーソナリティーは大したもので、その意志の強さがゴールやアシストを生み出している。彼はクラブの未来だ。もちろん彼だけでなくアラウホ、バルデ、ニコ、アブデもそうで、彼ら全員がこのチーム、この組織の未来なんだよ。リキ・プッチ含め、ファンタスティックな世代だ」

「私が彼らのような年齢のときには怯えていただけだが、まったく素晴らしいよ。ガビには感動すら覚えている。まだ17歳にもかかわらず違いを生み出しているのだから。彼を擁していることを歓迎するが、誰かと比較することはしたくないね。彼には限界がない。2列目の選手たちはゴールを決めなくてはならないが、彼はそうしてくれている」

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