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アンデルレヒト指揮官コンパニらが試合中に人種差別被害…“ブラック・モンキーズ”と叫ばれる

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 アンデルレヒトのヴァンサン・コンパニ監督は、人種差別の被害を受けて怒りをあらわにした。

 19日に行われたジュピラーリーグ第20節でアンデルレヒトは敵地でクラブ・ブルージュと対戦。試合はホームチームが終盤に得点を挙げて2-2のドローに終わったが、試合を通してホームサポーターによる人種差別が発生した。

 コンパニ監督をはじめ、マシード・アシメル、フランシス・アズムに対して“ブラック・モンキーズ”の単語を含む言葉が飛び交っていたようだ。

 試合後にプレスカンファレンスを行わなかったコンパニ監督はベルギー『Eleven Sports』で「とても憤りを感じる。怒りとともに家路に着くことになる。我々は“ブラック・モンキーズ”と大声で叫ばれた。それも試合の間ずっとだ」と話し、怒りを続けた。

「我々はこの国のために多くをもたらした人たちとともにここにいる。彼らはただフットボールをするためにここにいるんだ。対立を起こしたいなど考えていないが、これが私の今の感情だ。早く家に帰って、休憩を取り、私にとって大切な人たちと過ごしたい」

 また、アンデルレヒトは声明の中で「我々のチームは後味の悪い状態で帰宅した。一部の人間の行動がベルギーのフットボール界に影を落とした。我々はスタジアムで起きたこのような中傷を見逃すことはできない。人種差別の居場所はどこにもないことをアンデルレヒトは明確にしたい」と発表。

 さらに、自クラブのサポーターが人種差別に及んだクラブ・ブルージュは「我々はいかなる種類の人種差別を強く非難する。一部の人間は我々のクラブの価値を代表するものではなく、彼らの居場所は(本拠地)ヤン・ブレイデルにはない」と声明を出した。
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