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田中碧、新体制下での状況は? デュッセルドルフ新監督が説明「今は犠牲者になっているが…」

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デュッセルドルフMF田中碧

 ブンデスリーガ2部デュッセルドルフのダニエル・ティウーネ新監督が、日本代表MF田中碧の現状について説明した。

 成績不振でクリスティアン・プロイサー監督の更迭を決し、今月上旬に昨季ハンブルガーSVを率いたティウーネを新監督に招へいしたデュッセルドルフ。新体制の下でそれぞれホームで臨んだ13日の第22節シャルケ戦(2-1)、20日の第23節エルツゲビルゲ・アウエ戦(3-1)に勝利し、今季初の連勝で入れ替えプレーオフの16位から13位に順位を上げている。

 U-21ドイツ代表MFアペルカンプ真大は2戦とも先発を果たした一方で、田中はシャルケ戦は75分から、アウエ戦は後半アディショナルタイムから途中出場。中盤には主将のMFマルセル・ソボットカ、ポーランド人MFヤクブ・ピオトロフスキが置かれた。ティウーネ監督は試合後の会見でその判断について言及。日本人記者に田中について問われた際、このように返答している。

「アオにはとても大きなポテンシャルがあると思う。だが正直に言うと、新しい監督としてやって来て(試合まで)3日間しかない中、試合映像や選手たちを見て、話をして、シャルケ相手に何がベストか考えなければならない。私は中盤においてソボットカとピオトロフスキの組み合わせが上手く機能するのではないかという判断に至り、正しかったことが証明された」

「だから、どちらかと言えば彼らを選んだということで、敢えてアオを選ばなかったということではない。今日も2人の存在感、特に空中戦に強いクバ(ピオトロフスキ)が必要だと感じていた。アオは現在、彼が望むほどの出場時間は与えられていない。だが、その機会もまた必ず訪れるだろう」

「彼は活発なプレーを見せる本当に素晴らしい選手だと思う。今はどこか犠牲者になっているが、それは貴方の同業者も指摘したようにソボットカとピオトロフスキのパフォーマンスと関係しているだろう」

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