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「彼ほど嫌われている選手はいない」パリSGのCL敗退でネイマールへの批判強まる

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批判が強まるFWネイマール

 パリSGのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)敗退を受け、ファンやジャーナリストの間でFWネイマールへの批判が強まっているようだ。スペイン『カデナ・セール』が伝えている。

 9日にサンティアゴ・ベルナベウで行われたレアル・マドリーとの決勝トーナメント1回戦第2戦でパリSGは一時2戦合計2-0とリードしたが、ミス絡みでFWカリム・ベンゼマに3ゴールを献上。合計スコア2-3で逆転負けを喫し、悲願のビッグイヤー獲得はまたしても叶わなかった。

 このショッキングな敗退劇もあり、過去に賛否両論を巻き起こしてきたネイマールの存在が再びクローズアップされているという。

 同メディアは、フランス人ジャーナリストで『RMCスポーツ』の寄稿者であるダニエル・リオロ氏のコメントを紹介している。

「私たちはこの選手をただ腐らせただけでなく、モンスターに変えたんだ。ネイマールは、もはやサッカー選手ですらない怪物になってしまった」

「彼が何を象徴しているのか分かるか? クラブ史上最高額の年俸、高みへ連れていかなければならない模範…。現在、この選手はどこでも嫌われている。彼の態度、気まぐれ、やることなすこと、選手としてこんなに嫌われるなんて、そんなの存在しない。彼ほど嫌われている選手はいないよ」

 厳しい批判の言葉を並べたリオロ氏は、パリSGの背番号10がクラブで最後の時を迎えつつあることも主張している。

「ネイマールと一緒にいることはないだろう。彼は終わりを迎え、もう誰も彼の姿を見ることはできない。ブラジルでもフランスでも、もう誰も彼を見ることはできないんだ」

 ネイマールは2017年夏のパリSG加入以降、クラブが掲げるプロジェクトの旗手の1人となってきた。移籍金はサッカー史上最高額の2億2200万ユーロ(約284億円)で、年俸は約3000万ユーロ(約38億円)。だが、負傷などもあってビッグマッチでの活躍が少なく、そのパフォーマンスは常に疑問視されてきたと同メディアはレポートしている。

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