beacon

ラッシュフォードへの人種差別発言を投稿した10代少年、6週間の禁固刑に

このエントリーをはてなブックマークに追加

イングランド代表のFWマーカス・ラッシュフォード

 イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードに対する人種差別発言を受けて、10代の少年が6週間の実刑判決を受けた。

 イングランド代表は、昨年夏に行われたEURO2020の決勝でイタリア代表とウェンブリー・スタジアムで対戦。試合は1-1のまま決着がつかずにPK戦までもつれるが、PK戦を2-3で落とし、タイトルを逃した。

 延長戦の終了間際に出場したラッシュフォードは、PKで3人目のキッカーを務めるも、左のポストに弾かれて失敗。同じくPKを失敗したジェイドン・サンチョ、ブカヨ・サカとともに、試合後にはSNS上での人種差別的な誹謗中傷の被害に遭っていた。

 イギリス検察庁(CPS)によると、SNS上に人種差別発言を投稿した少年は、アカウント名を変えることで事件の発覚を避けようと試みた模様。警察の取り調べに対しても容疑を否定していたが、2回目の取り調べで投稿を認めたという。そして6週間の禁固刑が言い渡されている。

 なお、CPSのマーク・ジョンソン氏は「彼の発言は、肌の色に基づいて、サッカー選手を標的にしたものだ。明らかに人種差別だ。この事件は、人種差別を許さず、犯罪者は法の及ぶ限り訴追されるというメッセージを送るものであってほしい」とコメントした。

●カタールW杯アジア最終予選特集
●カタールW杯各大会予選一覧
●2022W杯カタール大会特集ページ
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP