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アトレティコがエルチェ撃破でCL出場権獲得!シメオネ「監督就任当初は4〜5回のCL出場を求められたが、これで10回目だ」

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ディエゴ・シメオネ監督

 アトレティコ・マドリーは11日にラ・リーガ第36節、敵地マルティネス・バレーロでのエルチェ戦に臨み、2-0の勝利を飾った。これでUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場圏の4位以内でシーズンを終えることを確定させている。

 ここ最近、再び調子を落としていたアトレティコだったが、この試合では安定したパフォーマンスを披露。28分にDFロディのグラウンダーのクロスをFWマテウス・クーニャが押し込み先制すると、62分にはMFロドリゴ・デ・パウルが加点して2-0の勝利を飾っている。連勝のアトレティコは同日にマジョルカと0-0で引き分けたセビージャを抜いて3位に浮上し、さらにヘタフェとこちらも0-0で引き分けたベティス(当該対決で2勝)に勝ち点6差をつけて、ディエゴ・シメオネ監督政権で10シーズン連続となる欧州CL出場権獲得を決めた。

 シメオネ監督は試合後、今季が不安定なシーズンであったことを認めながら、クラブの財政的成長をもたらす欧州CL出場権獲得に大きな満足感を表している。

「クラブは残り14節から気持ちを切り替えて14試合のリーグ戦に臨むことを私たちに提案した。私たちはとても不安定なシーズンを過ごしてきたが、自分たちに可能なことを信じる謙虚さを持ったんだ。そうして最後には求めてきた瞬間にたどり着いた。これも普段は人目に触れないクラブの人々のおかげだ。アトレティコは成長を続けていく必要がある」

「私がここにやって来たとき、言われたのは4〜5回連続でチャンピオンズに出場する必要があるということだった。しかし、これでももう10回だよ」

 今季ラ・リーガでアトレティコは62得点41失点を記録。62得点は2強に次ぐ3位のゴール数で、42失点は10位タイとこれまで1位を誇り続けてきた堅守が失われている。

「今季は信じられないことに、私が到着してから最も多くのゴールを決めたシーズンとなり、同様に最も多くのゴールを決められてしまった。私たちはバランスを取るのに苦労を強いられたんだ。サビッチとヒメネスが何度も不在となり、ヘイニウドが到着したのは1月だった。その一方で、前線についてはタレントがあり、そのためにゴールを決められた」

 なおシメオネ監督にとってこの試合は、アトレティコ指揮官として臨むラ・リーガ400戦目だった。400試合の成績は244勝93分け63敗で勝率61%。アトレティコのシメオネ監督就任前の400試合の成績は155勝99分け146敗で勝率39%だった。

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