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レアル退団のマルセロ、涙とともにビッグイヤーをお披露目「今日は悲しい日じゃなくうれしい日」

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レアル・マドリーDFマルセロ

 レアル・マドリー主将DFマルセロが、涙とともにビッグイヤーをサポーターにお披露目した。

 今季限りでレアル・マドリーとの契約が切れるマルセロ。契約延長を望んでいたとされる同選手だが、28日のチャンピオンズリーグ決勝リバプール戦(1-0)後に、「これが最後の試合だった」と退団することを明かしていた。

 レアル・マドリーの面々はリバプール戦翌日に祝勝パレードを行い、マルセロはラ・リーガ優勝に続いて、今回は40万人が集まったシベーレス広場で女神像にクラブ旗を巻いている。そしてパレードの終点となるサンティアゴ・ベルナベウで、マドリー主将は7万人のサポーターを前にして、涙を流しながらビッグイヤーをお披露目。そして、時折声を詰まらせながら、次のようなメッセージを口にしている。

「人生の美しい瞬間だ。僕はここでの、世界最高のクラブでの日々を終えることになる。今日は悲しい日じゃなく、うれしい日なんだよ。だって、僕たちはもう一回、世界最高の大会で優勝したんだから!」

「僕は自分が誇らしい。家族だってそう思ってくれている。皆で、たくさんの魔法の夜を経験したね。それともう一つ言わせてくれ。マドリーの未来は素晴らしい若者たちに委ねられている。アラ・マドリー!」

 サポーターは「マルセーロ! マルセーロ!」とクラブ史に残る左サイドバックの名を何度も叫び、チームメイトは感激している様子の主将を胴上げ。その後、全員でピッチを練り歩いてサポーターに挨拶して回ったとき、マルセロは涙をこらえる表情をし続けていた。

 2006年11月にマドリーに加入し、世界最高の左サイドバックとして名を馳せ、同クラブで最もタイトルを獲得した男マルセロ。最後に、『レアル・マドリーTV』とのインタビューに応じたブラジル人DFは、現在の達成感と、将来的にマドリーに戻ってくる意欲を示している。

「泣いたね。家族も泣いていた。僕はいつだって自分のことを信じてきた。歴史をつくれるって考えてきたんだ。だけどマドリーで25タイトルも獲得するなんて思ってもみなかったよ。マドリーはタイトルを勝ち取るために僕を獲得した。僕はちゃんと成し遂げたんだ」

「でも、今日が僕がマドリーで過ごす最後の日にはならない。このクラブで、また違うことに取り組むはずだよ」

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