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44歳ブッフォンが語るカルチョスキャンダルや物議を醸した判定「今でも理解できない」

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元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォン

 パルマに所属する元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンが、イタリア紙『ラ・スタンパ』のインタビューに応じ、過去のキャリアを振り返った。

 昨夏、ユベントスを退団して20年ぶりに古巣のパルマに復帰した44歳のブッフォン。2024年までパルマと契約を結ぶ元ユーベGKは、これまでの長いキャリアを振り返り、2006年のカルチョーポリ(カルチョスキャンダル)を回想した。当時、イタリア代表の一員として、ドイツ・ワールドカップ(W杯)で優勝を飾った直後のブッフォン。処分を受けてセリエBへと降格したチームと運命を共にすることは、難しい決断だった。

「カルチョーポリはつらかった。あの時は、(フランスとのW杯決勝が行われた)ベルリンで勝利を収めた直後で、トリノに残るという選択は重い決断だった。他にも関わったクラブや幹部らがいたにも関わらず、ユーベは誰よりも重い代償を払ったように思う。僕はファンやクラブに感謝を示すためにも、強いメッセージを送りたかったんだ。みんなから多くを与えてもらい、恩返しをしなければならなかったが、それがモチベーションだった。

 それだけに、アントニオ・コンテ指揮下の2011-12シーズンに獲得したスクデットは格別のものだった。「ユベントスで最高にうれしかったのは、コンテの下で獲得した最初のスクデットだ。僕が2006年にチームに残り、セリエBへ行ったことの意味が生まれた」と振り返った。

 さらに元ユーベGKは、キャリアにおいて、最も物議を醸したエピソードを問われると、2017-18シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)のレアル・マドリーとの準々決勝セカンドレグを挙げた。2試合合計3-3で迎えた試合終了間際、ブッフォンはイギリス人のマイケル・オリバー主審にレッドカードを提示されて退場。チームはFWクリスティアーノ・ロナウドのPKに屈して敗退が決まった。

「今でもなぜ自分が退場処分をうけたのか理解できない。僕は主審を侮辱していなかった。もしかしたら、チームメートの誰かが主審を小突いたのかもしれない。僕ではなかったのに、僕がレッドカードを受けることになった」

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