アーセナルは22日、マンチェスター・シティからウクライナ代表MFオレクサンドル・ジンチェンコ(25)が長期契約で加入することを発表した。具体的な契約年数は公表されていない。イギリス『スカイ・スポーツ』によると、移籍金はアドオンを含む3200万ポンド(約52億円)とみられる。

　ジンチェンコはジョゼップ・グアルディオラ監督が就任した2016年夏にシティへ移籍し、クラブ通算128試合に出場。4度のプレミアリーグ優勝をはじめ、カラバオカップやFAカップの制覇など多くのタイトル獲得に貢献した。

　シティのアシスタントコーチ時代にジンチェンコを指導したアーセナルのミケル・アルテタ監督は、クラブ公式サイトを通じて「アレックスが加入してくれて本当に嬉しい。個人的にもよく知っている選手だし、マンチェスター・シティ時代からずっと彼を追い続けてきた。アレックスは質の高い選手で、我々にオプションと多様性を与えてくれるだろう。プレーできるポジションだけでなく、攻撃や守備の面でもユーティリティーな選手だ。アレックスは素晴らしい人間性と人格を持った人物であり、アレックスをクラブに迎え入れるため、このような大きな努力をしてくれたことを嬉しく思う」と喜びを語っている。

　ジンチェンコはすでにアメリカ・オーランドで行われているプレシーズンキャンプに合流しており、背番号は追って発表される予定だという。

---

●プレミアリーグ2022-23特集