beacon

ベンゼマの終盤2ゴールでレアルが開幕3連勝! エスパニョールは健闘も“急造GK”でダメ押し被弾

このエントリーをはてなブックマークに追加

チームを救ったFWカリム・ベンゼマ

[8.28 ラ・リーガ第3節 エスパニョール 1-3 R・マドリー]

 王者レアル・マドリーが苦しみながらも開幕3連勝を飾った。ラ・リーガ第3節が28日に行われ、レアルは敵地でエスパニョールと対戦。序盤にFWビニシウス・ジュニオールのゴールで先制しながら前半のうちに追い付かれたが、終盤にFWカリム・ベンゼマが2ゴールを決め、チームに勝ち点3をもたらした。

 本拠地サンティアゴ・ベルナベウの改修工事の関係により、開幕3試合連続のアウェーゲームとなったレアル。今節はFWルーカス・バスケスが右サイドバック、DFアントニオ・リュディガーがセンターバック、MFトニ・クロースがインサイドハーフとして先発復帰を果たした。

 DFダビド・アラバが左サイドバックへ回り、MFカゼミーロ(→マンチェスター・U)が去った中盤のアンカーには、開幕3試合連続でMFオーレリアン・チュアメニ。前線はベンゼマ、ビニシウス、MFフェデリコ・バルベルデが並んだ。

 レアルは立ち上がりからペースを握り、前半12分に早くも均衡を破る。チュアメニがドリブルで前に運び、バルベルデとのコンビネーションからペナルティエリア内中央へスルーパス。ベンゼマが2人のマークを引き付け、斜めに走り込んだビニシウスが右足でネットを揺らした。

 だが、ここでエスパニョールが崩れず、徐々にチャンスを増やすと、前半43分に追い付く。DFオスカル・ヒルがスルーパスを送り、FWホセルがボックス内右から右足でシュート。GKティボー・クルトワに弾かれるも、こぼれ球を自ら右足で押し込んだ。

 1-1で折り返したゲームは、後半になるとオープンな展開に。互いに絶好機を迎える中、レアルはフィニッシュの場面で精度を欠き、エスパニョールのチャンスではクルトワがビッグセーブ。後半21分にはクロースのラストパスをベンゼマが右足で流し込むが、オフサイドで得点は認められない。

 その後も好機を仕留められず、連勝ストップも見えてきたレアル。しかし、ベンゼマが苦境からチームを救った。途中出場FWロドリゴ・ゴエスがチュアメニのパスを受け、ペナルティエリア内左から右足でクロス。ファーでマークを外したベンゼマが右足で合わせ、2戦連発となる今季2点目で2-1とした。

 後半アディショナルタイム3分にはロドリゴがネットを揺らすも、オフサイドの判定。ただ、その直前にペナルティエリア外へ出たGKバンジャマン・ルコルトから途中投入MFダニ・セバージョスへのファウルがあったとして、VARを経てルコルトが退場となる。

 エスパニョールはキャプテンのDFレアンドロ・カブレラをGKとして起用。後半アディショナルタイム10分にレアルのFKから再開し、ペナルティエリア手前中央からキッカーのベンゼマが右足で低いシュートを放つと、相手の間を抜けたボールがゴール右に突き刺さった。

 ゲームを終わらせるベンゼマの今季3得点目が生まれ、レアルは開幕3連勝を達成。次節は9月3日に開催され、今季初のホームゲームとしてベティスと対決する。

●ラ・リーガ2022-23特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP