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久保建英の“軸足当て”アシストはオフサイドで未遂に…ソシエダ、新加入FWの同点弾でA・マドリーとドロー

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FWウマル・サディク

[9.3 ラ・リーガ第4節 ソシエダ 1-1 A・マドリー]

 ラ・リーガは3日、第4節を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダアトレティコ・マドリーと1-1で引き分けた。久保は後半26分から途中出場し、トリッキーなパスで決定機を演出。味方のオフサイドでアシストこそならなかったが、初のトップ下で存在感を放っていた。

 開幕から3試合連続で先発していた久保は今季初めてのベンチスタート。2トップには前節に続いてFWモハメド・アリ・チョーが入り、新たに194cmの長身FWアレクサンデル・セルロートが入った。

 前半5分、A・マドリーが早くも試合を動かした。左CKをMFヤニック・カラスコがインスイングでゴール前に入れると、そのままゴールに入りそうになったボールはGKアレックス・レミロに弾き出されたが、こぼれ球にFWアルバロ・モラタが反応。右足ダイレクトで落ち着いて叩き込んだ。

 ソシエダは前半15分、左サイドを攻め上がったチョーのクロスにMFミケル・メリノが右足で合わせるも、左ポストに直撃。同29分、A・マドリーは右サイドをMFマルコス・ジョレンテが攻め上がると、クロスをFWジョアン・フェリックスが収め、こぼれ球をモラタが押し込んだが、J・フェリックスのトラップの際にハンドがあったとされ、VARの介入によりゴールは認められなかった。

 1点ビハインドのソシエダは後半開始時、セルロートに代わって今夏の移籍ウインドー最終日にアルメリアから加入したばかりのFWウマル・サディクを投入。すると同10分、MFダビド・シルバのスルーパスに反応したチョーが左サイドを駆け上がり、ハイクロスをゴール前に送ると、ファーサイドに飛び込んだサディクが高い打点からヘディングシュートを突き刺し、加入後初ゴールで同点に追いついた。

 そうして迎えた後半26分、ついに久保の出番が到来。D・シルバに代わって出場し、加入後初めてトップ下のポジションで起用された。すると同31分、久保は中盤でボールを持つと、“軸足当て”でのトリッキーなパスを前線のサディクに供給。サディクはループシュートでゴールに流し込み、逆転弾かと思われた。だが、久保のパスの時点でサディクはオフサイドポジション。副審のフラッグが上がり、ゴールは認められなかった。

 A・マドリーは後半40分、GKヤン・オブラクにアクシデントがあり、GKイボ・グルビッチを投入。久保は同44分、代役GKのスキを狙って右CKを直接狙ったが、惜しくも枠を外れた。試合はそのままタイムアップ。ソシエダは勝ち越しこそならなかったが、強敵A・マドリー相手に勝ち点1をもぎ取った。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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