beacon

まさに“ブラックマンデー”。ボルシアMGで好スタートの板倉滉の離脱を嘆く地元紙「よりによって彼が…」

このエントリーをはてなブックマークに追加

負傷離脱となったDF板倉滉

 ボルシアMGは現地時間12日、クラブの公式ウェブサイトでDF板倉滉とMFフロリアン・ノイハウスがそれぞれ重傷を負ったことを発表した。地元紙『ライニシェ・ポスト』はこの日を“ブラックマンデー”と表現している。

 クラブは声明で「コウ・イタクラは月曜日のトレーニングで左膝の内側側副靭帯の部分断裂を負った。手術の必要はなく、保存的な治療を受けることになる。ワールドカップ(W杯)ブレイクまでボルシアの公式戦でプレーできない見込みだ」と報告。また併せて11日に行われたブンデスリーガ第6節フライブルク戦(0-0)で先発出場するも負傷交代を強いられたノイハウスは右膝後十字靭帯の部分断裂を負ったと明かし、「今後数週間はプレーできない」見通しを伝えていた。

 これを受け「ボルシアにとって、2つの悲報を受ける“ブラックマンデー”となった」と表現する『ライニシェ・ポスト』は、「イタクラは今年はもうボルシアMGでプレーしないだろう」とした上で、昨季もメンバーが同箇所の負傷を負ったことを指摘。「当時はマヌ・コネ、マルクス・テュラム、ラース・シュティンドルが被害に遭った。彼らは約2か月間欠場が続いたことから、イタクラもそれが復帰時期の近似値となることが考えられる」と11月中旬の復帰を予想した。

 また、「故障者続出の不運はここまでの今季のポジティブな印象に水を差し、本当に大きな痛手」とも伝える同紙だが、「イタクラは最近ボルシアでの喜ばしい出来事を特に象徴していた選手」と強調。このように続けている。

「この日本人はモンスター級タックルでファンを魅了し、カルト的な存在となり、球際の上手さと安定したパスさばきをもって守備の中央においてチームの新たな落ち着きぶりを体現していた。彼の負傷は競技面に限らず内容面でも受け入れ難い打撃だ。誰にも重傷を負って欲しくないが、よりによってこれほどポジティブな要素を象徴していた彼がケガしたことには辛さを感じるものだ」

 ドイツ代表への復帰を目指し、フライブルク戦では交代まで「今季ベストパフォーマンスを見せていた」ノイハウスはW杯出場の夢を諦めざるを得ない見方を述べる『ライニシェ・ポスト』。板倉に関しては「ほぼ確実視されていた日本代表の一員としてのW杯出場が少なくとも危うくなってしまった」と記し、日本代表DFはドイツ代表とのW杯での初戦を控える11月23日に向けて、「回復を懸けた時間とのレース」に挑むとした。

●海外組ガイド
●ブンデスリーガ2022-23特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP