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プリシッチがトゥヘルの判断に「唖然とした」…レアル戦のゴールも指示を無視して決めたと暴露

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MFクリスティアン・プリシッチ(左)が前監督を批判

 チェルシーのMFクリスティアン・プリシッチトーマス・トゥヘル前監督に対する不満を語った。アメリカのスポーツ専門チャンネル『ESPN』が伝えている。

 プリシッチは2020-21シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準決勝第1戦のレアル・マドリー戦(1-1)でスタメン出場し、貴重なアウェーゴールを記録。続くホームでの第2戦(2-0、2戦合計3-1)でも先発が確実視されていたが、ベンチスタートだった。

「その試合の前に起こったことは、僕にとって非常に残念なことだった」

 プリシッチは近日発売予定の著書『クリスティアン・プリシッチ、マイジャーニー・ソーファー』の中で、当時のトゥヘル氏とのやり取りを明かしている。

「第1戦のパフォーマンスはとても良かったし、次の試合はリーグ戦でのフルハム戦だった。トゥヘルは、第2戦に向けて僕を休ませると言い、フルハム戦では1分もプレーできなかった」

「そして準決勝(第2戦)の試合当日、トゥヘルから『気が変わったからカイ(・ハバーツ)でいく』と言われたんだ。正直、唖然としたし、とてもがっかりした。先発を勝ち取ったと思ったし、何より、以前から先発を確約してくれていたからね」

 それでもレアルとの第2戦で後半途中から投入されると、終盤にチェルシーの2点目を演出し、勝利に大きく貢献した。

 プリシッチはピッチに立った時に「とても興奮していた」と振り返り、MFメイソン・マウントへのアシストについて「おそらく今までで一番気に入っている」と語っている。

 また、第1戦でのゴールに関しても言及し、指揮官からのアドバイスを無視したものだったと告白した。

「僕が走り出したとき、トーマス・トゥヘルがサイドラインから『クリスティアン、ポケットの中にいろ、走るな!』と叫んでいるのが聞こえた」

「でも僕はスペースを見つけて、パスの受け手になれると思ったから、そのまま走り続けたんだ」

 チェルシーは今月にトゥヘル前監督を解任し、ブライトンを率いていたグレアム・ポッター監督を招聘。今季公式戦でスタメン出場が1試合のみとなっているプリシッチだが、新体制初陣となった欧州CLのザルツブルク戦でもラスト6分からの出場にとどまるなど、難しいシーズンが続いている。

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