元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏がイタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、ミランやナポリについて見解を示した。

　2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)で日本代表の指揮も執ったザック氏は、過去にミランやユベントスなどセリエAのビッグクラブの指揮官を歴任。ミランでは、就任1年目の1998-99シーズンにスクデットを獲得した実績を持つ。

　そんな元イタリア人指揮官は古巣のミランに言及。昨シーズンに急成長を遂げて大ブレイクを果たした23歳のポルトガル代表FWラファエウ・レオンや36歳のFWオリビエ・ジルーに見解を示した。

「ミランに関しては、まだ最高のレオンを見ることができていないように思う。これには様々な理由があるだろう。一方、ジルーは非常に良いスタートを切ったね。これは私も予想していなかったよ」

　続いてザック氏は、セリエA第7節でミランを倒して合計17ポイントでアタランタと並ぶ首位のナポリに言及。開幕から快進撃を見せるFWフビチャ・クバラツヘリアや、DFカリドゥ・クリバリの後継者として加入した韓国代表DFキム・ミンジェら新戦力について語った。

「(ジャコモ)ラスパドーリにはまだ継続性が足りない。絶対的なFWではないが、今後の成長を見守ろう。クヴァラは衝撃的だった。彼のことは知らなかったが、常に適切なタイミングで試合に入ることができる選手だ。それからキム。ナポリの守備補強は当たりだったね」