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A・アーノルド抜き去る三笘薫がアンフィールドで同点演出! ブライトンはトロサール3発でリバプールと引き分け

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MF三笘薫がアシストを記録

[10.1 プレミアリーグ第9節 リバプール 3-3 ブライトン]

 プレミアリーグは1日に第9節を行った。リバプールとMF三笘薫が所属するブライトンの対戦は、3-3のドロー。ブライトンに2点先取されるも、FWロベルト・フィルミーノの2得点とオウンゴールで逆転。しかし後半20分から出場した三笘が終盤に得点を演出し、FWレアンドロ・トロサールが同点ゴールを挙げた。

 調子が上がり切らないリバプールは現在8位。一方、勝ち点を積むブライトンは4位に位置している。だが、グレアム・ポッター監督がチェルシーに引き抜かれ、新指揮官にロベルト・デ・ゼルビ監督が就任。インターナショナルマッチウィーク明けの新体制初陣は、アンフィールドでのリバプール戦となった。

 ブライトンは三笘がベンチスタート。しかしポジションを争うトロサールが躍動する。前半4分、敵陣付近でFWダニー・ウェルベックのヒールパスを受け、トロサールがPA内に入り込む。左足シュートをゴール右に決め切り、先制ゴールを奪った。

 さらにブライトンは前半17分に追加点。ウェルベックが左サイドから折り返し、MFソリー・マーチがゴール方向にパスを出す。反応したトロサールがPA左から再び左足シュート。GKアリソン・ベッカーのセーブを弾き飛ばし、チーム2点目を挙げた。

 アンフィールドで0-2の点差を広げられたリバプールは猛反撃に出る。すると、前半33分に1点を返す。中盤からの浮き球パスに反応したFWモハメド・サラーがPA内で右横にパスを出す。走り込んだFWロベルト・フィルミーノがゴールに流し込んだ。ゴール直前のサラーの位置がオフサイドとみなされたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックで得点が認められている。

 1点差に縮めたリバプールは一気に攻勢を強める。だが決定力に欠き、前半は1-2のまま折り返した。ハーフタイムには攻撃陣を入れ替え。MFファビオ・カルバーリョを下げ、FWルイス・ディアスが入った。

 すると、リバプールは交代策が奏功する。後半9分、自陣からカウンターが始まり、L・ディアスがドリブルで敵陣までダッシュ。PA中央に折り返すと、フィルミーノがキックフェイントで相手守備陣を抜き去る。左足シュートを決め切り、2-2と試合を振り出しに戻した。

 リバプールは後半18分に逆転。DFトレント・アレクサンダー・アーノルドの右CKは、飛び出したGKロベルト・サンチェスをすり抜け、DFアダム・ウェブスターに直撃。そのままゴールラインを割り、3-2と試合をひっくり返した。

 3連続失点で劣勢となったブライトンは後半20分に最初の交代カード。MFパスカル・グロスを下げ、三笘が投入された。すると左サイドの日本代表MFにボールが集まる。果敢に攻め立てる三笘は交代直後から二度決定機を演出した。

 そして、三笘が結果を残す。後半38分、左サイドで縦パスに反応した三笘が深い位置からクロス。ファーサイドに流れたところをトロサールが押し込んだ。ハットトリックを記録し、再び3-3と追いついてみせた。

 試合はそのまま終了。公式にアシスト記録はつかなかったものの、三笘の得点演出から同点に追いつき、ブライトンは3-3のドロー。アンフィールドから勝ち点1を持ち帰った。


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