ナポリは1日のセリエA第8節でトリノに3-1の勝利。今夏加入のFWフビチャ・クバラツヘリアがダメ押しの3点目を挙げ、リーグ戦5ゴール目をマークした。

　ジョージア代表の21歳は今夏からナポリに加入。ロシアのルビン・カザンで評価を高めたが、ロシア情勢のためにクラブを退団した後、母国クラブを経て、セリエA挑戦に至った。開幕戦のベローナ戦で1ゴール1アシストの鮮烈デビューを果たすと、ここまで5ゴール2アシストをマーク。UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)でもリバプール撃破に大きく貢献してみせた。

　元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏も『スカイスポーツ』のインタビューで名指しの高評価。「衝撃だった。名前は知らなかったが、常に適切なタイミングでプレーしている」と絶賛。名将にもその実力を認めさせていた。

　さらに、レアル・マドリー指揮官で2018-19シーズンにナポリを指揮していたカルロ・アンチェロッティ監督もクバラツヘリアを語る。『Rai Sport』のインタビューで、指揮官は首位を走る古巣ナポリを称賛。「非常に優れた選手を獲得し、雰囲気を一新させた。現状、彼らがどこまで行くかは予測ができなくなったね」と目を細めた。

　クバラツヘリアについて、アンチェロッティ監督は以前から把握していたようだ。「クバラツヘリアに驚いたかい? 彼を知らない人のために言っておこう。私がナポリにいたとき、私たちはすでに彼を追いかけていたんだよ。彼は特別な選手さ」。欧州の主要リーグで台頭した21歳。その活躍に目が離せない。

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