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降格圏ジローナに大苦戦…クロース退場のレアル・マドリー、ホームで1-1ドローも首位キープ

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得点が認められなかったFWロドリゴ・ゴエス

[10.30 ラ・リーガ第12節 R・マドリー 1-1 ジローナ]

 レアル・マドリーは30日、ラ・リーガ第12節でホームに昇格組のジローナを迎え、1-1で引き分けた。リーグ戦の連勝は4でストップ。それでも開幕12試合負けなし(10勝2分)とし、2位バルセロナと勝ち点1差で首位をキープした。

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)でベスト16進出を決めていた中、25日の第5節ライプツィヒ戦(●2-3)で今季の公式戦初黒星を喫したレアル。仕切り直しを図る今節は、離脱しているFWカリム・ベンゼマの代役として引き続きFWロドリゴ・ゴエスを4-3-3の3トップの中央で起用し、中盤のアンカーにはMFオーレリアン・チュアメニに代えてMFエドゥアルド・カマビンガを配置した。

 一方、サンティアゴ・ベルナベウに乗り込んだジローナは4-1-4-1の布陣。堅いブロックでレアルの攻撃を封じ、相手のゴール前でも見せ場を作るなど、降格圏内に沈んでいるチームとは思えない見事な攻防を繰り広げる。

 前半23分、MFフェデリコ・バルベルデのバックパスからロドリゴが右足を振り抜くが、シュートは右ポストを直撃。同38分にはジローナのMFバレリー・フェルナンデスが左サイドでDFダニエル・カルバハルをなぎ倒す力強い突破を見せ、中央へのパスに反応したMFヤンヘル・エレーラが左足で強烈なシュート。しかし、惜しくもクロスバーを叩いた。

 レアルはスコアレスで前半を折り返すと、後半16分にカマビンガとの交代でMFマルコ・アセンシオを投入。 アセンシオは右ウイングに入り、同ポジションだったバルベルデがインサイドハーフに回るとともに、MFトニ・クロースがアンカーを務めた。

 その後もピンチを迎えながら無失点でしのぐと、後半25分に待望の先制ゴールが生まれる。ペナルティエリア内右に攻め上がったバルベルデが密集で相手と入れ替わり、中央へラストパス。FWビニシウス・ジュニオールが滑りながら右足で蹴り込み、今季6得点目をマークした。

 ところが、ジローナのFKでボックス内のアセンシオにハンドがあったとして、VARを経て後半34分にPKの判定。同35分、PKキッカーのFWクリスティアン・ストゥアーニがGKティボー・クルトワの逆を突き、右足でゴール右に決めた。

 1-1で最終盤を迎えると、後半44分に途中出場のFWマリアーノ・ディアスがペナルティエリア内右から中央へパスを出し、ロドリゴがGKパウロ・ガッサニーガともつれながら押し込むが、ファウルで得点は認められない。同アディショナルタイム1分にはクロースが2度目の警告で退場。そのまま終了のホイッスルが鳴り、レアルは公式戦2試合未勝利(1分1敗)となった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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