バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は、リオネル・メッシの帰還を熱望していることを改めて強調した。

　バルセロナの下部組織を経て、2004年にファーストチームデビューを飾ったメッシ。以降、クラブに10度のラ・リーガ優勝や4度のUEFAチャンピオンズリーグ制覇など数々のトロフィーをもたらし、また自身も在籍中に6度のバロンドールを受賞したりと、世界最高の選手として本拠地カンプ・ノウで長年にわたって活躍してきた。

　しかしバルセロナが深刻な財政難に見舞われる中でメッシとの契約延長が困難となり、2021年夏に退団。新天地をパリSGに求めた同選手は、ネイマールやキリアン・ムバッペらとともに今シーズンはフランスの地で大活躍し、カタール・ワールドカップではアルゼンチンに36年ぶり3度目の優勝をもたらした。

　メッシがPSGと契約延長に近づくと報じられる中、ラポルタ会長は『Barca TV』の中で同選手について「メッシはパリ・サンジェルマンの選手であり、彼らとの契約がある。彼はワールドカップを制し、クレはとてもハッピーだ」と語り、アルゼンチン代表FW復帰への思いを続けた。

「しかし私がしたくないことは、現時点でとても難しい(メッシのバルセロナ復帰に関する)期待を作り出すことだ。私たちにとって彼は史上最高の選手で、私たちは彼を擁していたんだ」

「彼がこれからも常にバルセロナとつながっているということを私は確信している。現時点でPSGの選手である彼が選手として実際に戻って来るかどうかはわからないが、私たちはいつの日かぜひとも彼に帰ってきてほしい。どうなるだろうか」

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