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豪連盟がファン乱入&暴行クラブに罰金約4000万円…勝ち点-10の執行猶予付き処分も

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乱入したファンがゴールによじ登る

 オーストラリアサッカー連盟は10日、昨年12月17日に発生したメルボルン・ビクトリーファンの乱入事件に関する同クラブへの制裁処分を発表した。

 メルボルン・シティとのダービーマッチとなったこの試合では、前半22分にアウェイのメルボルン・Vファンが発煙筒をピッチに投げ込むと、相手クラブのGKがスタンド方向へ投げ返したことで大騒動に発展。多くの同クラブファンがピッチへ乱入し、選手や審判員などが負傷する事態となった。

 同連盟は調査の結果、メルボルン・Vに対する経済的処分を決定。相手クラブへの弁済や罰金として45万豪ドル(日本円で約4,000万円)が課された。さらに今季残りホームゲームで一部座席のチケット販売が禁止され、太鼓や旗などを用いた応援も禁じられる。

 加えて2025-26シーズン終了時までにファンが同様の乱入を行った場合、勝ち点10ポイントが減点される執行猶予処分も課されている。

 連盟公式サイトで「リーグ史上最も重い処分」と伝えられたこの事件では、すでに17人の生涯入場禁止処分が決まっている。メルボルン・Vはクラブ公式サイトを通じて「応援グループの解散を約束した」と報告しつつ、一部のファンによる愚行であると連盟に訴えた結果、無観客試合などファン全体が影響を受けるような処分にはならなかったのだと伝えている。

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