イタリア『ガゼッタ・デロ・スポルト』が10日、元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏(69)が意識を失い、集中治療室に入っていると報じた。

　報道によると、ザッケローニ氏は10日午後、イタリア・チェゼーナにある自宅の内階段付近で意識を失って倒れているところを発見され、すぐに救急車でチェゼーナのマウリツィオ・ブファリーニ病院に運ばれたという。

　転倒して頭部に外傷を負っていたが、外傷そのものが原因で意識不明に陥ったのか、それとも転倒が既往症によるものなのかどうかは不明。同日夜にブファリーニ病院で行われたCT検査の結果、深刻な状況だったため、集中治療室に収容されたと伝えられている。

　ザッケローニ氏は2010年から2014年まで日本代表を率い、2011年にアジアカップ、2013年に東アジアカップを制覇。2014年のブラジルW杯はグループリーグ敗退だった。その後、北京国安(中国)やUAE代表を指揮し、監督業を勇退。2022年カタールW杯ではFIFA技術研究専門家グループの一員だった。