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両クラブは批判声明…リーズサポが“ミュンヘンの悲劇”を揶揄、マンチェスター・Uサポもファン殺人事件の揶揄で反撃

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リーズ対マンチェスター・Uの試合で両サポーターが愚行

 マンチェスター・ユナイテッドリーズの両チームは、日曜日の試合中に歴史的な悲劇に関するチャントが聞こえたことを受け、ファンを「強く非難」した。12日、英『メトロ』が伝えている。

 8日にも第8節延期分で両者は相まみえており、2-2のドロー。だが、今節ではユナイテッドが2-0で勝利した。後半35分にFWマーカス・ラッシュフォードがヘディングシュートで先制ゴール。同40分にはFWアレハンドロ・ガルナチョが勝利を決定づける追加点を奪った。

 2試合連続となる歴史的ライバル同士のぶつかり合いは、「まったく受け入れられない」レベルまでエスカレートしてしまった。一部のリーズサポーターがユナイテッドの選手とコーチングスタッフ11人を含む23人が命を落とした1958年のミュンヘン航空事故について歌いはじめたとされている。

 しかし、“赤い悪魔”のサポーターも間違った方法で反撃に出る。2000年のUEFA杯準決勝でリーズのファン2人がガラタサライのファンによって殺害された事件を指して「イスタンブール」と唱えたのだ。

 試合後、両クラブは共同で次のような声明を発表した。

「両クラブは、今日の試合で歴史的な悲劇に関するチャントが両方のファンからあったことを強く非難する。このような行為は完全に容認できないものであり、我々はそれぞれのファングループやプレミアリーグ、その他の当局と協力して、サッカー界からこのような行為を根絶するために努力を続けていく」

 また、プレミアリーグ自体も独自の声明を出し、こう付け加えた。

「プレミアリーグは、今日のリーズとマンチェスター・Uの試合で聞かれたチャントを非難する。リーグは悲劇のチャントの問題を優先的に、緊急課題として扱っている」


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