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「サッカーにとって良い路線とは言えない」レアルのアンチェロッティ監督が過密日程に苦言

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カルロ・アンチェロッティ監督が過密日程に苦言

 レアル・マドリーカルロ・アンチェロッティ監督が今季の過密日程に物申した。クラブ公式サイトが記者会見でのコメントを伝えている。

 今季はシーズン途中にカタールW杯が開催されただけでなく、1月にスペインスーパーカップ(準優勝)、2月にクラブW杯(優勝)を戦ったレアル。UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)で準決勝、コパ・デル・レイで決勝に進出しているものの、ラ・リーガでは首位バルセロナと勝ち点11差の2位となっている。

 アンチェロッティ監督は22日のラ・リーガ第30節セルタ戦に向けた会見で「勝つためにベストを尽くし、最終戦まで戦わなければいけない。我々は好調なので、それを確認するにも、一歩後退するにも、全ての試合がいい機会となる。リーガの試合はそのために役立つ。チームはとてもいい状態なので、リーガの試合で最後までそれを証明する必要がある。目標はリーガを最後まで戦い、良い流れを維持することだ」と語った上で、ハードなスケジュールに対して苦言を呈した。

「日程は客観的に見て意味をなさない。あまりにもタイトで試合数が多すぎる。我々はサッカーで最も重要な部分である選手たちの健康状態を見極めなければいけない。リーガ、FIFA、連盟、UEFAは自分たちの利益を考えている。彼らにとって選手は全く重要ではないが、それは正しいことではない。それはサッカーにとって良い路線とは言えないので、何かを変える必要がある。あまりにも試合が多すぎる」

 国内リーグでは苦戦が目立つレアルだが、連覇が懸かる欧州CLではここまで抜群の強さを発揮してきた。指揮官はベスト4で激突するマンチェスター・シティについて「彼らは少し変わったが、非常に強いままで、多くの個性を備えている。前線には多くのゴールを決めているハーランドがいる」とリスペクト。5月9日にホームで行われる第1戦に向け、「我々が考えているのは、相手を上回ることだけだ。自分たちが決勝まであと一歩のところにいて、強い相手と非常に拮抗した戦いを強いられることは分かっている」と決意を語った。

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