マンチェスター・シティはFAカップ準決勝でシェフィールド・ユナイテッドを破り、“3冠”の可能性を残した。ジョゼップ・グアルディオラ監督がこのことについて言及。イギリス『BBC』が22日に指揮官の言葉を伝えている。

　22日に聖地ウェンブリー・スタジアムで行われた準決勝で、シェフィールド・Uと対戦したマンチェスター・Cは、GKシュテファン・オルテガの好セーブで開始早々のピンチを凌ぐと、前半43分にFWリヤド・マフレズのPK弾で先制。後半に攻勢を強めると、マフレズがハットトリックを達成して3-0で勝利した。

　2018-19シーズンにFA杯を獲ったマンチェスター・Cは、同大会以来となる4年ぶりのファイナル進出。さらに3回戦から準決勝までの5試合をすべてクリーンシートで切り抜け、無失点優勝に王手をかけた状態だ。そしてこの勝利は、プレミアリーグで2位に付け、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)で準決勝に進出したマンチェスター・Cにとって3冠の可能性を残した大金星。ただ、指揮官は次のように冷静に語っている。

「(3冠については、)FA杯とプレミアリーグを制した後に話そう。どれだけ遠いかを見てくれ。私たちは3冠からはるか彼方にいる。この素晴らしい国で3冠が達成されたのは何回だ?何年ぶり?どれだけのチームが果たした?1回だ。たった一度だけなんだ。隣国は何世紀で3冠を達成している?3冠に興奮しているかって?まったくだね」

　26日のプレミアリーグで、首位アーセナルとの天王山を迎えるマンチェスター・C。欧州CL準決勝では昨季の王者レアル・マドリーも待ち構えており、3冠に向けて越えなければならないハードルはまだ少なくはない。

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