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「2人は動きながら走る怪物」デ・ブライネとハーランドがマンCに3連覇もたらすか…ペップは黄金コンビ完成を語る

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MFケビン・デ・ブライネとFWアーリング・ハーランド

 2位マンチェスター・シティは首位アーセナルとの首位攻防戦を4-1で圧倒。FWアーリング・ハーランドとMFケビン・デ・ブライネはたった2人でピッチを躍動し、アーセナルを粉砕した。英『ミラー』はMFベルナルド・シウバが2人を“怪物”と形容したことを伝えている。

 5ポイント差で迎えた頂上決戦は、大きな力の差がついた結果となった。前半7分にハーランドのポストプレーからデ・ブライネが右足一閃の先制ゴール。前半終了間際にはデ・ブライネのFKからDFジョン・ストーンズが頭で合わせ、2-0で後半に折り返す。

 後半9分、ハーランドのラストパスを受けたデ・ブライネがこの試合2得点目を沈め、3-0。同41分に1点を返されるが、後半アディショナルタイムにはハーランドがダメを押す。デ・ブライネとハーランド2人は全得点に絡んでみせた。

 B・シウバはハーランドとデ・ブライネを「2人は、動きながら走る怪物のような存在だった」と表現する。

「いつもはケビンがパスを出して、アーリングがゴールを決めるが、今回はその逆だった」

「アーセナルがマンツーマンで来ることはわかっていたので、できるだけ相手を引き伸ばして、うちの巨人たちにできるだけ多くのスペースを与えて走らせようとした」

「アーセナルはケビンとアーリングに走るためのスペースを与えていた。このようなスペースを与えると、防御がとても難しくなる。彼らは完璧に役割をこなし、多くのチャンスを作り出してくれたし、僕らももっと得点できたはずだ」

 ハーランドとデ・ブライネのホットラインは、2人で10ゴールを創出。これは2018-19シーズンのFWラヒーム・スターリングとFWレロイ・サネの合計8ゴールを上回り、マンチェスター・Cの最多記録となった。

 ハーランドはデ・ブライネにアシストのお返しをしているのか。そう問われたデ・ブライネは「そうかもしれないが、それは場合による。どちらも武器としてはある。シーズン序盤に彼から何本かパスをもらった時は、うまく決めきれなかったんだけど、今回はうまくいった」と答えた。

「アーリングは以前から組み立てにも関わっているが、対戦相手にも依る。アーセナルはマンツーマンになるので、後ろにスペースがあるからね」

「そのため、僕がスペースに飛び込んでボールをもらう機会が増えた。前半は相手を苦しめたと思うし、もっと得点できたと思う」

「もっと長く自分たちからプレーする必要があったので、トレーニングでいくつかのことを試した。僕がもっと深い位置に行き、アーリングから距離を取ろうとした。何度かうまくいった」

 ジョゼップ・グアルディオラ監督は黄金コンビのパートナーシップは、自分やコーチングスタッフによるものではなく、選手たちの手によるものだと主張。2人の直感的な理解は自然と生まれたものであり、コーチングやティーチングでは不可能で、本能的なものだと語った。

「トレーニングでどうやってお互いを見つけるかは教えていない」

「彼らが自分たちでやっている。サッカー選手の場合、予想以上に自然とそういうことが起きるものだ」

「ケビンがボールを持っているとき、アーリングは常に、自分が走ってボールを返せるとわかっている。逆も同様だ。これまで何度もあったように、ケビンはアーリングがいてもいなくても、アシストの達人だし、アーリングはケビンがいてもいなくても、いつもゴールを決めている」

「だが二人が一緒になると、チームがハイプレスをかけてきたときに、後ろのスペースにボールがあるとチャンスを生み出せる。私たちはそれを利用するんだ」

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