リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督がゴールセレブレーションでハムストリングを負傷したようだ。『ESPN』が伝えている。

　30日に行われたプレミアリーグ第34節でトッテナムをホームに迎えたリバプールは、開始15分で3点を先行する最高のスタートを切る。しかし、FWハリー・ケイン、FWソン・フンミンにゴールを許すと、後半アディショナルタイムにはFWリシャルリソンに決められて同点とされてしまう。だが、直後にFWディオゴ・ジョタが値千金の勝ち越しゴールを奪い、4-3の劇的な勝利を収めた。

　ジョタのゴールが決まると、クロップ監督は第4審判のジョン・ブルックス氏の近くまで駆け寄って歓喜を爆発させる。この行動には意味があったようで、判定への不満をぶつけたものだと伝えられている。

　この試合の主審を務めたのはポール・ティアニー氏。クロップ監督は過去にもティアニー氏の判定に不満を爆発させており、トッテナム戦の判定にも納得いかなかった模様。「どうして、(トッテナムの3点目の前にあった)モハメド・サラーへのファウルを認めなかったんだ。ティアニーとは歴史がある。彼が我々の何を憎んでいるのか本当に分からない。彼が私をどう見ているのか、私には理解できない」と憤る。

「セレブレーション後に彼が私に言ったことはOKではない。ティアニーが何と言ったか?　私は何も言わないよ」

　なお、第4審判に詰め寄った際、クロップ監督はハムストリングを負傷。「第4審判への私のセレブレーションはフェアなことだし、何か悪いことを言ったわけでもない。ただ、不必要なことで、すぐに罰を受けた。ハムストリングを痛めたのは事実だ。私は数日間痛みを引きずるだろう」と話している。

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