アーセナルは23日、FWブカヨ・サカとの「長期契約」を新たに締結したと発表した。契約年数は明らかにされていないが、イギリス『ガーディアン』によると2027年までの長期契約だという。

　イングランド代表のサカは8歳でのアーセナル加入からクラブ一筋の21歳。今季は主に右ウイングのポジションで存在感を発揮し、公式戦14ゴールを記録するなど、若くして堂々の主力に君臨している。

　サカは契約延長に際して「ここが正しいクラブであり、次のステップに進むために最適な場所であり、美しいクラブだ」とコメント。「ここは僕が最高の選手になるために必要なものが全て揃っている。だからここに留まって、将来もここにいられることを嬉しく思う。僕たちは大きなことを達成できると心から信じている」と契約延長を決断した理由を語った。

　さらにサカは「僕たちはこのチームの成長を見てきたけど、僕たちが正しい方向に進んでいるということに周囲の誰もがワクワクしている。時間は僕たちの味方だし、チームは多くの選手が若い。多くの選手はアーセナルでトロフィーを獲得していないので、僕たちはハングリーだし、大きなことを達成したいと思っている」とチームの雰囲気を誇った。

　来季、アーセナルは7シーズンぶりにUEFAチャンピオンズリーグへの出場が確定。自身初めてCLのピッチに立つサカは「このクラブがCLに出場してからあまりにも長い時間が過ぎた。このスタジアムで火曜日、水曜日の夜を迎えることを本当に楽しみにしている。特別な雰囲気になるだろう。有名なオペラの音楽が帰って来れば、エミレーツスタジアムはきっと沸くはず。今季はサポーターがスタンドからの声援で名を残してくれたから」と欧州最高峰の舞台を心待ちにしている。

　スポーツディレクターのエドゥ氏もクラブを通じてコメントを発表。「ブカヨとともに一所懸命に働き、アカデミーからトップチームに至った彼の素晴らしい旅をともに経験できることはクラブ全員にとっての誇りだ。このフットボール界で最高の若手選手に成長しており、彼のキャリアの次のステージを一緒に楽しめることにワクワクしている」と述べた。

　またミケル・アルテタ監督も「最高の若き才能を保持することはわれわれの継続的な進歩の鍵であって、ブカヨは将来に向けてチームの非常に重要な役割を担っている」と信頼を強調し、「彼は素晴らしい才能であるだけでなく、特別な人物だ。そしてわれわれ全員に愛されていて、このレベルにたどり着くため懸命に努力し、取り組んできたのは彼と彼の家族の功績だ。サポーターの皆さんにはここから何年にもわたってわれわれとブカヨの継続的な進化を楽しんでほしい」と期待を寄せている。

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