UEFAネーションズリーグ(UNL)準決勝が14日に開催され、クロアチア代表が延長戦の末、オランダ代表に4-2で勝利した。クロアチアの決勝進出は大会初となる。

　前半に先制を許したクロアチアは後半に一時2-1と逆転したが、アディショナルタイムに追い付かれて延長戦へ。延長前半8分に主将MFルカ・モドリッチ(レアル・マドリー)のアシストからFWブルーノ・ペトコビッチ(ディナモ・ザグレブ)が勝ち越しゴールを決めると、延長後半11分にはモドリッチがPKを沈め、4-2でオランダを振り切った。

　この試合のプレイヤー・オブ・ザ・マッチにはモドリッチが選出。UEFAテクニカルオブザーバーは公式サイトで「素晴らしい総合的なパフォーマンス。彼はこのチームの真のリーダーだ。プレーのリズムをコントロールし、そのフットボールインテリジェンスは素晴らしい」と絶賛している。

　モドリッチは「私たちは望んでいたような素晴らしい試合をした。最初の20分間はそうではなかったかもしれないが、だんだん良くなっていった。クラマ(1-1とする同点弾を挙げたアンドレイ・クラマリッチ)が得点してからは、自分たちのパフォーマンスを最大限に高め、本当に素晴らしいプレーをした。(後半の)終盤に失点してしまったのは残念だが、延長戦では再び力を発揮することができた」と振り返った。

　15日には同じ準決勝でスペイン代表とイタリア代表が激突。決勝と3位決定戦は18日に行われる。

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