UEFAネーションズリーグの決勝が18日に行われ、スペイン代表がPK戦の末にクロアチア代表を下して初優勝を飾った。MFロドリ(マンチェスター・シティ)が決勝および大会の最優秀選手に選ばれている。

　スペインが前回大会のリベンジを果たした。20-21年大会でもスペインは決勝に進出。しかしフランスに敗れてタイトルを逃していた。

　オランダのフェイエノールト・スタディオンで行われたクロアチアとの決勝は、互いの意地がぶつかり合い、緊張感のある展開が続いた。スコアは90分、そして120分を戦っても動かず、PK戦に勝敗の行方を委ねることになる。

　そしてPK戦では先攻のクロアチアの4人目で蹴ったMFロヴロ・マイェルが失敗。しかしスペインは決めれば勝ちの5人目で蹴ったDFエメリク・ラポルトが外してしまい、サドンデスに入る。

　ただ6人目、クロアチアのFWブルーノ・ペトコビッチのPKをGKウナイ・シモンがストップ。対するスペインはDFダニエル・カルバハルがパネンカと呼ばれるチップキックをゴール中央に決めて、ネーションズリーグ王者の称号を手繰り寄せた。

　UEFAネーションズリーグは18-19シーズンに始まった大会で、初代王者はポルトガル。第2回大会はフランスが制し、そして3代目王者はスペインとなった。

　また大会MVPを獲得したロドリは、UEFAチャンピオンズリーグでも今季MVPを獲得。26歳MFにとって、大きな飛躍を遂げるシーズンとなった。

---

●UEFAネーションズリーグ22-23特集