バイエルンがトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケイン獲得のため、クラブ史上最高額となる8200万ポンド(約150億円)のオファーを提示したようだ。英『スカイスポーツ』や『ザ・サン』が伝えている。

　バイエルンは6月、6000万ポンド(約110億円)にオプションがついた1度目のオファーを提示。トッテナム側に拒否されると、7月には1000万ポンドを上積みした7000万ポンド(約128億円)のオファー。しかし、ダニエル・レヴィ会長はケインは最低でも1億ポンド(約183億円)の価値があると評価しており、このオファーにもトッテナム側が首を縦に振ることはなかった。

　ケイン自身はブンデスリーガ王者への移籍に対し、前向きな話し合いを続け、加入を熱望するバイエルンも引き続き獲得に向けて動いてきた。そして、ドイツ『スカイ』や『ビルト』によると、バイエルンはクラブ史上最高額となる8200万ポンドのオファーを提示したという。これまでの記録は、19-20シーズンにアトレティコ・マドリーから加入したDFリュカ・エルナンデスの8000万ユーロ(当時約100億円)だった。

　クラブ史上最高額のオファーとなったものの、トッテナムの要求額とは約30億円の差がある。なお、トッテナムとケインの現行の契約は24年6月まで。あと1年となっている契約を延長できなければ、たとえ今夏の流出を防いだとしても、来夏はフリーで放出する可能性がある。

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