[8.27 リーグアン第3節 モンペリエ 1–3 スタッド・ランス]

　リーグアンは27日に第3節を行い、MF伊東純也とMF中村敬斗が先発出場したスタッド・ランスは3-1でモンペリエに勝利した。至るところで芝生が剥がれる難しいピッチコンディションでの一戦となり、スタッド・ランスが武器とする伊東のスピードを活かした攻撃はあまり生まれず。それでも敵地で貴重な勝ち点3を手にしている。

　2試合連続で先発出場した中村は前半3分、ペナルティーエリア内左でボールを受けると右足を素早く振り抜く。わずかに枠は捉えられなかったが、開始早々に決定機を作った。すると同8分、スタッド・ランスは右からのCKを獲得。MFテディ・テウマが蹴ったボールをDFユニス・アブデルハミドが中央で合わせ、ゴールネットを揺らした。

　先制に成功したスタッド・ランスだが、前半18分にカウンターのピンチを迎える。最後はモンペリエのMFジョルダン・フェッリにシュートを打たれたが、中村が懸命の帰還からスライディングでシュートブロックをし、失点を免れた。

　その後、両チームは激しい肉弾戦を繰り広げると、前半41分にスタッド・ランスがPA手前からのFKを獲得。テウマが狙いすましたシュートを放つと、綺麗な弧を描いたボールはゴールに吸い込まてリードを広げた。一方、2点を追うモンペリエも前半のうちに反撃。MFムサ・アル・ターマリがアディショナルタイムに得点し、最小得点差で前半終了となった。

　後半の立ち上がりはモンペリエが押し込むが、ポストに嫌われるなどして得点できずに時間が経過。すると、守りの時間が続いたスタッド・ランスは同11分、相手のクリアが中途半端になったところをテウマが見逃さない。中央からダイレクトで強烈ミドルを放ち、ゴールネットに突き刺した。

　再び2点差としたスタッド・ランスは後半20分、中村に代えてFWモハメド・ダラミーを投入した。その後は一進一退の攻防となるも、スコアは動かずに試合終了。伊東は3試合連続のフル出場に。スタッド・ランスがテウマの2得点1アシストで2連勝を飾っている。

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