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「日本戦はもう前進できないことをはっきり示した」日本代表戦の大敗が決定打…123年の歴史で初、ドイツ代表がハンジ・フリック監督解任

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 ドイツサッカー連盟(DFB)は10日、ドイツ代表を率いるハンジ・フリック監督(58)を解任した。アシスタントコーチのマルクス・ゾルク氏とダニー・ロール氏も代表チームを去る。

 フリック監督はバイエルンでブンデスリーガ、DFBポカール、UEFAチャンピオンズリーグの3冠を達成するなど輝かしい実績を残したのち、21年途中にヨアヒム・レーブ監督の後任として、ドイツ代表監督に就任した。

 就任直後は連勝街道に乗ったが、昨年冬のカタールワールドカップでは、初戦で日本に逆転負けを喫するなど、グループリーグ敗退。立て直しを図る今年も3月の親善試合でペルーに勝利して以降は未勝利が続き、今月9日の日本戦では1-4の大敗。38年ぶりのAマッチ3連敗で、監督の責任を問う声が高まっていた。

 12日にドイツ代表はフランス代表と親善試合を行うが、ダイレクターであるルディ・フェラー氏と、ドイツ世代別代表監督を歴任しているハンネス・ボルフ氏、同じく世代別代表でコーチを務めるザンドロ・バーグナー氏が共同で指揮を執ることになるという。

 DFBの公式サイトでフェラー氏は「ハンジ・フリックはここ数か月で疲れ切っていた。カタールW杯後に彼らは全力を尽くしてきたが、残念ながら今日、このような話をしなければいけない。日本戦はもう前進できないことをはっきりと示した」と苦渋の決断を説明。「しかし今、我々は責任を持って行動しなればいけない。何かを変えなければいけない」と理解を求めた。

 後任については、出来るだけ早く調整したいと記している。現地ではユリアン・ナーゲルスマン氏(36)は有力とする報道もされている。
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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