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「パパを開放してくれ」両親誘拐被害のリバプールFWルイス・ディアスが劇的弾、魂の懇願

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[11.5 プレミアリーグ第11節 ルートン・タウン 1-1 リバプール]

 FWルイス・ディアスは得点後、ユニフォームを捲って、アンダーシャツにスペイン語で書いたメッセージをみせた。「パパを開放してくれ」。魂の懇願だった。

 リバプールは5日に敵地でルートン・タウンと対戦。2試合ぶりにベンチ入りしたL・ディアスは、0-1で迎えた後半38分に投入されると、アディショナルタイム5分に劇的な同点弾をヘディングで決めた。

 L・ディアスの両親は10月28日に故郷のコロンビアのバランカスで、民族解放軍(ELN)の左翼ゲリラに銃を突きつけられ、誘拐された。母親は発見されたが、父親はまだ行方不明のままだ。

 『BBC』によると、コロンビア政府はL・ディアスの父親であるルイス・マヌエル・ディアスさんの解放を求めて、数百人の警察と兵士を投入しているようだが、解決には至っていない。

 L・ディアスは試合後にメディアの前で改めて父親の解放を懇願。「1秒、1分ごとに、僕たちの不安は募るばかりだ。母も、兄弟も、そして僕も、絶望し、不安で、今の気持ちを表現する言葉がない。この苦しみが終わるのは、私たちのもとに帰ってきてからだ。直ちに父を解放してほしい。愛と思いやりの名において、彼らが行動を改め、僕たちのもとに父が帰ってくることを許してくれるようお願いしたい」と訴えた。
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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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