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クラブ会長の主審殴打は刑事事件に発展…トルコ警察が3人を逮捕

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ハリル・ウムト・メラー主審が殴打された

 アンカラギュジュのファルク・コカ会長がトルコリーグの試合後、判定に不満を持って主審を殴打した問題で、トルコ警察は12日、同会長ら3人を逮捕した。イギリス『BBC』などが報じている。

 事件が起きたのは11日に行われたアンカラギュジュ対リゼスポルの試合終了直後。試合途中に退場者を出したアンカラギュジュがは後半アディショナルタイム7分に同点ゴールを献上し、1-1の引き分けに持ち込まれていたが、判定への怒りが収まらないファルク・コカ会長がピッチに乱入し、ハリル・ウムト・メラー主審の顔を殴打していた。

 メラー主審が倒れ込んだ後にも、別の関係者が顔を複数回殴打しており、メラー主審は骨折などの症状が判明。ピッチ上で行われた衝撃的な暴力事案には世界的な注目が集まり、国際サッカー連盟のジャンニ・インファンティーノ会長が「ピッチ内外問わず、サッカーに暴力が許される場は決してない」と訴えながら「全く受け入れることができない」という声明を発表する事態に発展していた。

 記事によると、トルコの法務大臣が12日、コカ会長と関係者2人を逮捕したと明かした様子。さらに「捜査は慎重に続けられている」と述べており、異例の刑事事件に発展している。
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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